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【ヤマザキナビスコカップ 横浜FM vs 鹿島】プレビュー:横浜FMが『リアリズム』を追求できるか。それとも鹿島の2トップが暴れるか!?(13.06.30)

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普通に考えれば、敵地での第1戦を2−0で勝った横浜F・マリノスが断然、有利だろう。しかし、相手は大会2連覇中の鹿島アントラーズだ。第1戦で追加点を奪ったマルキーニョスが、「伝統、経験のあるチームが鹿島。そう簡単に勝たせてくれる相手ではない」と言えば、同じ1戦目でスーパーセーブを連発した榎本哲也も「鹿島は2点差をひっくり返せる力のあるチーム」と、相手を尊重。“勝者のメンタリティ”を持つ鹿島だからこそ、横浜FMの平穏無事な準決勝進出を阻む可能性は、決して小さくないと思えてならない。

横浜FMが単純にベスト4へ勝ち進むことだけを考えれば、2点のアドバンテージを無駄にせず、『リアリズム』を追求すればいい。要は「リスクを負わずに戦うことが大前提」と中町公祐が言うように、無理して攻めに出ずに相手の出方を見ながら、ある程度守りを固めてカウンターを狙うというのが、常套手段と言えるだろう。
ただし、『ある程度守りを固める』というニュアンスが難しい。下手に“受け”に回ってしまうと、相手の勢いに飲み込まれてしまう可能性があるからだ。そこで失点を許せば、さらに鹿島攻撃陣が猛威を振るう危険性がある。

鹿島にとっては、ダヴィ、大迫勇也という個の力で勝負を決定づけられる2トップがいるのが強み。事実、1週間前の対戦では、手元の集計ではあるが、得点を除く決定機の数では、6対1と鹿島が圧倒。そこで各3本ずつシュートを打ったのが、ダヴィと大迫だったのだ。
特に動きの良さが光ったのは大迫である。前半は相手の裏を突く動きによって、対応で後手を踏んだDFファビオを揺さぶり、何度もチャンスを創出。後半は中澤佑二との1対1の場面で臆することなく勝負を挑み、2度制して際どい連続シュートを放った。そんな自信に満ちたプレーが、大逆転劇へのきっかけになるかもしれない。

片や横浜FMは、彼ら2人に自由を与えてはいけない。「相手の2トップに対して、2バックで対応していた場面が多々あった。サイドバックが上がり過ぎていたので、裏を突かれた。いくらボンバー(中澤)でもあそこまでスペースがあると、きつい。周りの選手が助けないと」と、中村俊輔は前回の試合後、守備に言及。その状況を迎えないためには当然、サイドバックのリスキーな攻撃参加は控えるべき。そして、アンカーの仕事をこなす富澤清太郎ともう1枚のボランチ中町のプレスバック能力が試されそう。センターバックとボランチが2トップを挟み込む防護網を敷ければ、強烈なFWデュオを沈黙させられるに違いない。

だが、それよりも「一番良い守備は、ウチがゴールを取ること」(マルキーニョス)に尽きる。前回同様、カウンターから古巣を仕留めるゴールを、トリコロールの背番号18は狙う。しかも「各選手の特徴を知っているから、自分にとって鹿島はやりやすい相手だ」と強気なコメントも飛び出した。マルキーニョスと鹿島DFとの因縁バトルも、大きな見どころだ。

以上


2013.06.28 Reported by 小林智明(インサイド)
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