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【J2:第20節 京都 vs 水戸】プレビュー:前節の成果を生かして攻撃力を上げたい京都とフォーメーション変更を機能させた水戸の激突!(13.06.21)

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6/18に久保裕也のBSCヤングボーイズ(スイス)への完全移籍が発表された。「欧州で自分の力を試したい」(クラブHPコメント)と決断。京都から大きく羽ばたく若きFWにエールを送りたい。
しかしながら本音を言えば、今はそれどころではないという気持ちもある。J1昇格へ、京都も負けられない戦いが続いている。様々なことが起こる。だが、チームがやることはただ一つ。目の前の試合に全力で挑んでいくことだけ。第20節、京都は西京極に水戸を迎え撃つ。

前節、京都は4-1で愛媛に快勝。しかし、大木武監督は、試合の流れが良かったのは「最後の15分くらい」とした。前半に愛媛の猛攻を受けた。攻撃されたのだから守備が良くないのはもちろんだが、後半、守備で出足が良くなるも攻撃ではリズムになかなか乗れず、終盤にエンジンがかかった感じになった。守備から攻撃への移行。逆に攻撃で押し込んだ後の相手に攻めさせない守備。この両方が出来て、京都のゲームになる。他にも、最終ラインからつないで相手ゴール前へ仕掛けていく状況もある。どの状況からでも京都のゲームに持ち込める強さを求めなければならないだろう。
前節の勝利の裏にはもう一つ、三平和司のスペースへ走り込む上手さがあった。試合を観ながら倉貫一毅から「裏やサイドのスペースに走ってやれ」と言われていたという。もともと、こうしたスペースに飛び込んでいくのが三平の武器。それを生かし、相手を突き放す2点目、駒井善成の3点目のゴールの起点となる、ボールを引き出す動き出しを果たした。こうした、動き出しとパスが一致するシーンが何度も出れば、攻撃のスピードは上がるだろう。

今節の対戦相手は水戸。ここ5試合は2勝1分2敗で現在14位。前節はG大阪と対戦し、0-2と敗れた。たがその試合で3バックを導入し、機能させた。今節はどういうフォーメーションで臨んでくるか注目点となる。
G大阪戦で退場となった鈴木隆行は今節出場停止。だが、前節2シャドーに入った橋本晃司は要注意だ。大木監督も「毎年良くなっている」と高く評価する。2シャドーのもう一人、小澤司も技術のある選手。「1トップ2シャドーが機能している。チームとして上がっている感がある」(大木監督)と水戸の攻撃力に警戒する。三島康平が入り、4-4-2の形にし、さらにギアを上げることもでき、G大阪に敗れはしたが、逞しい戦いを演じた。京都としては、水戸の後手に回らず、常に先手を取るアクションが出来るかがポイントになるだろう。

京都の攻撃のポイントをもう一つ挙げるなら、前節の試合後の会見で大木監督が口にした「球際、戦うところ、ボールを持った時のスピード感、それから、さばきのスピード」である。「球際と戦うところ」という部分は、攻守に渡り生命線となるが、攻撃時の「ボールを持った時のスピード感」「さばきのスピード」は特に求められる点だろう。最近の対戦相手は、ボールへのアタックが激しい。少しでもさばきのスピードが遅くなるとあっという間にマークを明確化して、パスと同時に足下へ喰い付く感じをみせてくる。そのロックオンを外すパスワークと、そこから勝負のパスを入れていくテンポが必要になるだろう。そしてこれは、京都がこれから勝負を勝ち抜いていくためにも必要なスキルでもあるはずだ。

勝負強さを身に付けようとしている京都が、調子を上げてきている水戸と激突。トライの後に、エラーではなく成功が飛び出す攻撃で相手を圧倒できるか、注目の一戦となる。

以上

2013.06.21 Reported by 武田賢宗
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