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【J2:第20節 横浜FC vs 富山】プレビュー:「つなぐサッカー」のぶつかり合い。ピッチが整ったニッパ球で、パスをゴールに結びつけるのは横浜FCか富山か。(13.06.21)

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全42節の中で第20節を迎えたJ2のリーグ戦は、ほぼ折り返し。この試合で対戦する横浜FCと富山は、同じ勝点20(横浜FC:4勝8分7敗、富山:5勝5分9敗)で並んでいる。もちろん、勝点としては両チームにとって不本意な数字であり、今後の上昇の礎のためにも、この直接対決で勝点3を取ることが重要となる。ともにパスをつなぐスタイルを志向しているだけに、ピッチ上ではポゼッションのための様々な動きや工夫がぶつかり合うことが予想されるが、勝点3のためにはゴールが必要。ポゼッションからゴールに結びつける、最後の仕上げの質が問われる試合となる。

横浜FCは、1万人以上の後押しを受けた第18節の鳥取戦(6月8日@ニッパ球)でようやくホーム初勝利を収めて、チームは上昇の気配を見せている。そして前節のアウェイ千葉戦(6月15日@フクアリ)は、これまでの千葉戦の中では最もいい内容の戦いを魅せた。結果としては、千葉のすばらしいクロスからのゴールと横浜FCのPK失敗により勝点3を持ち帰ることはできなかったが、立ち上がりからの集中した組織的守備と流動的に動きながらのポゼッションなど、横浜FCが昨年の好調時に魅せていたサッカーを取り戻しつつある。シュナイダー潤之介は「(千葉戦で)失った分(勝点2)は次の富山戦で取り返したい」と意気込みを語るが、この2試合で得た自信を、確実に勝点3という形に変えたいところだ。その鍵になるのは、もちろんフィニッシュを決めるFW陣。大久保哲哉は鳥取戦で2ゴールと「エース」の輝きを魅せつつあり、黒津勝は前節PKを奪取した動きに象徴されるように、その自慢のスピードをチームの中で存分に生かせるようになってきている。そのFW陣がゴールネットを揺らせれば、横浜FCのこの2試合の自信が、上昇への確信につながっていく。

一方、アウェイの富山は、前節の札幌戦(6月15日@札幌厚別)では、ピッチコンディションを考慮してロングボールを織り交ぜる戦いで入った。しかし、10分に西川優大が負傷交代をするタイミングで失点。そして、大きなターゲットを失った状態で、なかなか最後のフィニッシュまでつなげることができなった。それは、シュート3本という数字が物語っている。しかし、4年目の安間貴義監督が培ってきた近い距離感のパスワークは健在。そのパスワークは、ピッチ状態の良いニッパ球では十分に輝きを見せるだろう。横浜FC・田原豊は「富山は、日本人の良さである組織のために全力を尽くすプレーをしてくるチーム」と印象を語った。過去、ニッパ球では2勝1分1敗と勝ち越しているだけに、そのスタイルを再びピッチ上に表現したい。

試合の見所は、まずは両者が見せる「つなぐサッカー」のぶつかり合い。細かなスペースを見つけながら、守備陣形の間を使ってパスを繋いでいく時間が長く見られるだろう。一方で、パスワークからゴールに結びつける「仕上げ」の部分で、どれだけゴールへの意欲に結びつけられるかが大きなポイント。パスサッカーを主軸とするチームは、最後まできれいに崩そうとしてシュートチャンスを失うこともままあるが、最後の場面での思い切り、勝負のメンタルが試される試合だ。

横浜FCも富山も、サッカースタイルに特長をもったチームだけに、その特長をゴールに結びつけることができれば、リーグ中盤戦での上昇に大きくつなげることができる。試合当日は梅雨の晴れ間が期待できる天気予報となっている。是非、ニッパ球に足を運んでいただき、両チームの「パスからゴール」への仕上げを後押ししてほしい。

以上

2013.06.21 Reported by 松尾真一郎
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