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【J2:第20節 G大阪 vs 岡山】プレビュー:公式戦初顔合わせ。J2リーグ6連勝中のG大阪の勢いを、4戦勝ちなしの岡山が食い止められるか。(13.06.21)

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日本代表選手二人を欠いての戦いを強いられることもあり、ガンバ大阪・長谷川健太監督が『正念場』だと位置づけている6月の戦い。ここまで、3試合を終えての成績は、3勝3勝。しかも、その全ての試合を完封勝利で飾り、首位をキープしていることからも、理想的な結果だと言える。

だが、結果以上に手応えを感じるのが『守備力』の安定だ。前線を含めたピッチ上の全員がチームスタイル、個々の役割に対しての共通理解を持ち、守備への意識を徹底しながらゲームをコントロールできるようになったことで、序盤戦はなかなか連動がみられなかった攻守が連動できるようになり、それによって、本来の攻撃力もより際だってきた中で結果をとれているという訳だ。DF加地は言う。
「FWからDFまで、チーム全体が守備意識を徹底することでコンパクトさを保ちながら戦えている。多少、押し込まれる時間帯も、ラインが下がったら下がったなりにコンパクトさを維持しながら、苦しい時間帯も落ち着いて凌げている。これまでの悪い試合は大抵の場合、試合を進めていく上で自分たちのサッカーに対する共通理解が乏しく、間延びして、それによって生まれるスペースを使われてということが起きていたけど、今はそれが殆どないですから。守っていても気持ち的に余裕を持って守れている」

加えて、その3試合とも早い時間帯に先制点を奪えていることも大きい。栃木戦は10分に、北九州戦は5分に、水戸戦は10分に先制点を奪っているが、それによって心理的に優位にたって試合を進められていることも、若い選手が多くピッチに立つ今だからこそ、より効果的に働いていると言えるだろう。

ただ欲を言えば、特に後半の押し込まれ始める時間帯で「焦って蹴るばかりになるのではなく、もう少しボールを落ち着かせながら試合を運べるのが理想」とMF倉田秋。事実、守備には自信を見せる一方で、ビハインドを負った相手が前がかりにくる時間帯での焦りが見られるのは、この3試合に共通する課題でもある。そのあたりを改善しながら、先制、追加点と、加点していけるかが今節の岡山戦でも課題の1つになるだろう。

「相手に押し込まれた時間帯に、多少ラインが下がったとしてもコンパクトさは保てているし、試合の流れをみながらコミュニケーションをとれているので、守備をこじあけられる感じはしないけど、逆に攻撃の部分ではもう少し、僕らのボランチのところで落ち着かせられるのが理想ですね。そのあたりをもう少し巧くコントロールしながら自分たちのペースで試合を運べるように意識したい。岡山は今年に入ってからだけではなく、去年も何度か練習試合もしているけど、後ろからしっかりと繋いでくるイメージがある。フリーにさせると相手ペースになると思うからこそ、積極的に前からプレスをかけて、相手に自由にプレーさせないことを徹底しながら、自分たちの展開にもっていきたい」(DF内田達也)

岡山は開幕から11戦負けなしと勢いを示し、一時は上位争いをしていたものの、ここにきて勝ちあぐねる試合が続いている。実際、G大阪とは対照的にこの6月は未だ勝てておらず、5月最後の試合となった16節の熊本戦から数えると、4戦白星なしという苦しい戦いを続けている。その原因の1つに挙げられるのが決定力不足。現に前節の福岡戦も相手を上回る16本ものシュートを打ちながら、奪ったゴールはセットプレーでの1点のみ。前々節の松本戦も同じく、15本のシュート数を1本もゴールにおさめられずに黒星を喫している。これについて影山雅永監督は「サッカーとはこういうスポーツ。何度もチャンスを作りながら松本戦のように勝点1でさえ獲れない試合もあれば、福岡戦のように、3-1、4-1で勝ってもおかしくない試合で勝点1で終わってしまうこともある」とコメント。それでも、戦い切った選手の健闘をたたえ「ピッチ上の戦う気持ち、振る舞い、勝ちに拘って最後まで走る姿勢は褒めたい」と言葉を続けた。実際、その姿勢がある限り、いつかは獲れるのがゴール、勝利でもある。特に岡山の場合は、過去、頻繁にG大阪との練習試合を組んで来たことからも、G大阪、あるいは、そのサッカーに特別な気負い、苦手意識はないはずだ。また、サテライトチームとの練習試合が多かったからこそ、今、G大阪で試合に起用されている若手選手の特徴も十分に理解しているはずだ。と考えても、このG大阪戦を浮上の『きっかけ』にできる可能性はあるだろう。

以上

2013.06.21 Reported by 高村美砂
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