勝点差2で迎える下位同士の直接対決。19位の鳥取はホームでの連敗ストップ、20位の北九州は今季初の連勝を目指す戦いとなる。
鳥取は前節、ホームに最下位の岐阜を迎え、前半終了間際までに3―1とリードしたが、直後に1点差とされて迎えた後半、残り約10分から2失点して、3―4で痛恨の逆転負け。結果的に勝っていれば15位まで浮上できたチャンスを逃し、下位との勝点差も縮まった。
18節の横浜FC戦からの4試合は、いずれもその時点で順位が下のチームとの4連戦で、その4試合で前半戦が終わることもあり、小村徳男監督も、今後を左右する重要な分岐点と位置付けていた。当時は今季初の2連勝で勢いに乗っていたが、それを持続できずに2連敗と失速し、昨季同様の残留争いに巻き込まれかねない危機を迎えている。
一方の北九州は前節、ホームで熊本に7―0と圧勝。1試合7得点はリーグ最多タイ、J2昇格後のクラブ新記録となるゴールラッシュで、九州のライバルを寄せ付けなかった。5試合ぶりの先発となったキム ドンフィが口火を切り、森村昂太、池元友樹、李根鎬、渡大生が今季初ゴール。8節からの連敗を6で止めてから調子は上向いており、前々節で京都を下したところで流れは変わっていたが、その好調ぶりが数字でも示された格好になった。
勝敗を分けるポイントの一つは、ボランチをめぐる攻防だろう。北九州はボランチのコンビを八角剛史とアン ヨンギュに変えた14節で連敗を止め、現在に至る流れをつかんでおり、特に多彩な配球を見せる八角に対し、鳥取がうまくプレッシャーをかけることができるか。永里源気が2試合連続ゴールを決めるなど、攻撃のリズムは悪くないだけに、北九州を自陣に押し込み、主導権を握ってチャンスの数を増やしたいところだろう。
後半の試合運びもカギを握りそうだ。鳥取は前節、65分過ぎからチーム全体の運動量が落ち、波状攻撃を浴びた末に逆転されている。前々節は1―1で迎えた試合終了直前に失点しているため、試合運びともリンクするが、劣勢の時間帯をいかにしのぐか、台風の影響で蒸し暑くなることが予想される状況下で、どれだけ運動量を維持できるかもポイント。北九州は前節の後半に5得点、0−1で敗れた前々節のG大阪戦でも、後半は押し気味に進めており、こうした流れが勝敗に影響を与えるかもしれない。
勝点差は2で、勝てば順位で鳥取を上回る北九州は、アウェイとはいえ「勝ちにいく」と多くの選手たちが口にしている。鳥取も下位相手のホーム2連敗を避けるべく、強い危機感を持っており、今後の下位争いの行方も見据えた、激しい攻防が繰り広げられそうだ。
以上
2013.06.21 Reported by 石倉利英
J’s GOALニュース
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