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【J2日記】北九州:京都アウェイの旅〜後編〜(13.06.20)

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(C)坂本真

平等院。今回は残念ながら全貌を見られませんでしたが、とても落ち着く場所でした

(C)坂本真

とどう庵。この撮影のために、わざわざ傘を開いてくださって…おもてなしの心もいただきました

(C)坂本真

九条ネギは、これだけでお酒がすすみます。また食べたい!

(C)坂本真

清水寺。舞台は高くて少し怖いのですが、ここから見る風景はやはり一見の価値あり

(C)坂本真

鴨川。今回は朝でしたが、次回は夜の風景も見たいですね

(C)坂本真

妙心寺。この案内図だけでも、その広さは伝わるでしょう?

(C)坂本真

にしんそば。なぜこれが気になっていたかというと、漫画「課長・島耕作」を読んだからです!

(C)坂本真

西京極。スタジアムは、たくさんのスタジアムグルメやイベントで賑わっていました

■前編はこちら

内藤洋平選手に教えていただいたお店でランチを終えたのが14時頃。さてどうするか? ここまではプランを立てていたのですが、夕方まではノープラン。京都駅周辺は明日行くと決めていたので、京都駅までの帰りにどこか観光できる場所がないか検索したら、歴史の教科書によく出てくる「平等院」がヒット!ここに行こうと決めて、JR奈良線に乗り宇治駅で下車。
宇治茶の良い香りが漂う表参道を抜けると、約10分ほどで平等院に到着。入場券を買おうとすると、係の方から衝撃の言葉が!
「平等院鳳凰堂の屋根葺き替え及び塗装事業を実施しているので、現在は鳳凰堂を見ることはできません」。昨年9月に始まった改修工事は来年3月までかかるそうで、今年秋頃からは一部だけ見ることができるようになるそうです(国宝の大半は隣接する平等院ミュージアム鳳翔館で展示)。
でもせっかく平等院まで来たのだから、通常よりお安い拝観料(300円)を払い散策。鳳凰堂には大きな工事用ネットがかかり、全貌を拝むことはできませんでしたが、敷地内は外界の音が届かず静かで、心を落ち付かせることができます。外国人観光客も多いのは、さすが世界的観光都市・京都です。修学旅行と思われる小学生たちから、なぜか「ナイスチューミチュー!」と声をかけられた私…外国人のような顔立ちだからかな?
平等院の見学後、少し休憩して宇治茶を飲みたかったので、外観がすてきな「とどう庵」へ。人生初となるお抹茶、苦いと思っていたのですが、おいしく頂戴しました。

はんなりとした京都らしい時間を過ごし、再び京都駅へ。京都タワーの下にあるお風呂で汗を流し、笑顔の素敵な京女のエレベーターガールに誘導されて京都タワーの展望台へ。そこから見る京の街はとても美しい碁盤の目をしていて、歴史の深さを思い知るのでした。
その後、知人と待ち合わせした時に初めて京都駅正面を通ったのですが、圧倒的な存在感! 朝見た「京都駅は小さい」のいう印象は、八条口のほうだったからなんですね。そして、ごった返す人の多さに驚きながら、京都のサッカーライター仲間と正月以来の再会。「京都らしい食べ物を!」とリクエストしていたのですが、期待を裏切らない「平林亭」というお店へ連れて行ってもらいました。ここでは豆腐や生湯葉、揚げ物や地酒を堪能したのですが、やっぱり京野菜がおいしい! 九条ネギだけでお酒が何杯もいけそうな気がしたのでしたが、明日は取材日…4杯で止めておきました(笑)

2日目の京都は、まばゆいばかりの晴天。しかも蒸し暑い! これがアウェイの洗礼かと思いながら、西京極入りまでの時間を無駄にしないように、まずはどうしても行きたかった清水寺へ。バスを降りると目の前には緩やかな上り坂。そしてここでも修学旅行生の多さにビックリ! 
タクシーで移動する修学旅行の高校生たちを横目に、何とか坂を登り切って清水寺に着きました。「清水の舞台から飛び降りる」というたとえがありますが、この高さを飛び降りるには相当な覚悟がいるだろうなと変に感心し、自分は飛び降りることになる前に行動しようとそっと肝に銘じたりして…。
帰りの下り坂、暑さのために体から抜けた塩分を補給しようとデザート感覚できゅうりバー(棒に差したきゅうり)を食べながら、次の行動を考えるていると目の前に川が現れました。もしかして、これが?と通り掛かりの方に確認すると、やはり有名な鴨川。川沿いの遊歩道を歩いていると、鴨川の水の流れのように静かな時間が漂います。少しくらい立ち止まる時間、無駄に思われる時間も必要なんだなと感じつつ、鴨川をあとにしました。

四条通りのカフェで少し休み、朝ご飯の代わりに北九州サポーターに教えてもらったタコ焼きを頬張り、最後の観光地へ。そこは今季から北九州で指揮を執る京都生まれの柱谷幸一監督のオススメの場所、「子どものころによく遊んだ妙心寺」。
まず門の大きさに驚き、中に入ってまたビックリ! 10万坪の敷地は甲子園7〜8個分と聞き、開いた口が塞がらず…。全部見て回るのは無理だと思い、重要文化財である法堂(はっとう)へ。拝観料500円を納め、係の方の親切な案内で8年の年月を費やして描かれた狩野探幽の雲龍図や、同じく重要文化財で春日局によって建立された浴室を見学しました。

ここで時計に目をやると、すでに15時。急いでバスと地下鉄を乗り継ぎ、小豆色のかわいい阪急電車でこの日の試合会場・西京極へ。
しかしここで忘れていたミッションを思い出しました。昔から気になっていた「にしんそば」を食べていなかったのです。「さすがに時間もないし、ミッションクリアならずかな」と思いつつ駅の改札を出ると、チェーン店ながらお蕎麦屋さんを発見! メニューを見ると、そこには「にしんそば」の文字が! 
「にしんそば」、初めて食べました(にしん自体も)。甘辛く煮たにしんと、そばつゆの相性が抜群。今度はもっとゆっくり味わいたいものです。

予定の16時より少し遅れてしてしまいましたが、試合会場の西京極へ。月曜日のナイトゲームにも関わらず、スタジアムの周りにはサンガカラーの紫を身につけた人、人、人! 北九州のサポーターにもたくさん会うことができました。
19時キックオフされた試合は最高の幕切れ。北九州は6連敗後に3分が続いた中で10試合ぶりの勝利、私にとっても今季アウェイ初勝利!いや〜、思わず「京都に来て良かったー!」と叫びたくなるような試合でした。スタジアムや帰りの電車の中でも仕事を続け、やっとひと息…と居酒屋で祝杯をあげられたのは日付も変わった0時過ぎ。その後インターネットカフェで仮眠しようと思ったものの、試合で興奮した頭と体で寝付けずに、ほとんど徹夜で飛行機に乗ることに。福岡に到着したのは通勤通学の皆さんたちが行き交う朝8時すぎでした。

日曜日の朝から約2日間を楽しんだ濃厚な京都の旅。それでも、まだまだ京都の1%も知ることはできなかったでしょう。本当に奥が深い、歴史ある街だと改めて実感した旅でした。
これから京都にアウェイ参戦される方も多いと思いますが、6月初旬でさえ暑かった京都。真夏の暑さは想像できませんが、帽子、タオル、水分は必需品(日焼け止めも必要かな)ですので忘れないように。私は今度行くなら、冬にしたい思います。

最後に…。あの試合で北九州が勝利できた陰には、渡邉将基選手の母校・桂高校の生徒たちの応援がありました。その若さあふれる応援は、記者席にいてさえ心に響くものがありました。先輩の渡邉選手も他の選手たちも、とても喜んでいましたよ。夏休みにはぜひ、本城に遊びに来てくださいね!

以上

2013.06.19 Reported by 坂本真
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