マイケル ジェームズが、5月27日付で日本国籍の取得申請を認可された。
17日に駆け巡ったこのニュースに驚いた長崎や新潟のファンも多いことだろう。
しかも、名前の漢字は「舞行龍」。早速、今回の国籍取得についてインタビューしてみた。
Q:舞行龍選手、この度は日本国籍取得おめでとうございます。そもそもどうして日本国籍を取得しようと思ったのですか?
「サッカーで日本の高校に留学して、1年の予定が3年になって、その3年間、高校の友達がすごく支えてくれました。辛いこともあって帰りたい気持ちも最初はあったけど、みんなで本当にサッカーを頑張りました。それで日本が大好きになりましたし、日本国籍を取ろうという思いに繋がりました。世界中いろいろな所に結構行ってるんですが日本の人は凄いし、みんな優しいです。国籍取得を考え出したのは約5年前になります。プロ(新潟)に入ってからですね。それで、実際に取得申請を出したのは去年の7月です。申請は書類を揃えたりといろいろ大変で、5年以上かかることもあると聞いていましたが、結果的に早く取ることができました」
Q:そもそもサッカー留学だとブラジルやスペインなど日本以外の選択肢もたくさんもあるわけですが、どうして日本を選んだのですか?
「中学3年のときに一回、広島ユースに練習参加させてもらったんですが、そのレベルの高さに驚きました。それでガラッと日本のサッカーに対するイメージが変わって、日本に行こうと思いました。日本のユース年代のレベルは世界でもトップクラスにあると思います」
Q:両親は国籍取得についてどういう意見を持っていましたか?
「自分をサポートしてくれました。考えを尊重するよと言ってくれました」
Q:日本にはたくさんの外国人が住んでいますが、彼らが日本で活躍する為の秘訣はあると思いますか?
「秘訣ですか?私の場合はあまり日本に外国人の友達がいません。英語を話す機会もあまりありません。ほんとにもう日本が大好きで、周りは日本人ばっかり。自分は日本が合っています。それが一番の日本国籍取得の大きな理由ですね。ニュージーランド人だけど半分日本人です。外国人が日本で活躍するには、口だけじゃなくて日本人みたいに何も言われなくても努力することが大事だと思います。そうでないと日本人には認められないと思います」
Q:2011年にニュージーランド代表に選ばれています。日本代表にはなれないのですか?
「そうなんですよ。日本代表を目指して頑張っていきたかったんですが(笑)だから、Jで上を目指して頑張ります」
Q:これからの夢や目標は?
「まずは怪我を治したいですね。治ったら、できるだけ試合に出て日本人として認めてもらいたいです」
舞行龍選手は5月に左足内側楔状骨を骨折し、現在は復帰に向けてリハビリに励んでいる。
復帰は7月を予定しており、先週から練習場に戻ってきた。
Q:今回、日本国籍を取得し、名前が漢字になりましたが?あの漢字はご自身で考えられたのですか?
「みんなから『なんでマイケルはサッカーの『蹴』って漢字にしなかったの?』と言われるんですけど、画数が合わなかったんですよね。漢字は高校のときは結構やってたから覚えてるけど、今は書くのは苦手ですね(笑)」
Q:国籍が変わって、気分的にも変わりましたか?
「いや、あんまり違和感ないですね。もともと日本人みたいなものですし、帰国するたびに『おまえますます日本人っぽくなったな』と言われてましたから(笑)」
全ての質問に流暢を通り越して日本人と全く変わらない日本語で応える舞行龍選手。インタビューを通してサッカーと日本に対する大きな愛を感じることができた。
高木琢也監督は舞行龍選手の日本国籍取得に関して「クラブにとっては外国人出場枠の部分でメリットがあります。同時に日本のサッカー界にとっても大変良いことだと思います。彼はヘディングが強く、ディフェンスの選手ですが長短のパス技術が優れています。今は早く怪我を治してほしいですね」と祝福していた。
以上
2013.06.18 Reported by 植木修平
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