★【NON STOP J2】 -J2のススメ- 紹介選手一覧
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「以前に比べてレベルは上がっているし、選手の質も、チームとしての戦術も上がっている。今は、それぞれ特色を持ったチームが増えていると思いますね」こう答えてくれたのは、自身としては8クラブ目となる、今年からギラヴァンツ北九州でプレーする大島秀夫。
第6節(千葉戦)以降は連続出場を続ける33歳のベテランは、チームが連敗中も1人苦言を呈していた。
「練習から1つ1つのプレーを大事にしないと、試合で表現する事は出来ない」
決して言葉で引っ張って行くタイプでは無いが、真剣な鋭い眼差しでトレーニングに取り組み、今年大きく若返ったチームに、プロのサッカー選手として取り組む姿勢を、背中で語り続けてきた。その事は、同じポジションでプレーする、若い攻撃陣にも充分過ぎる程に伝わっている。
神戸戦で2トップを組み、北九州に来てからの初得点をアシストした渡大生は「ボールの貰い方、引き出し方とかを練習からいつも見ている。一緒にプレーしていても、非常にやり易い」と語り、新人の柿本健太も「見ていていつも勉強になるし、交代の時や試合が終わった後にも色んなアドバイスをくれる。こっちが聞きたい事を先に感じて教えて貰っているので、しっかり学んで行きたい」と、確実に若手にとっては良いお手本として、今までの経験を伝えている。
J2とJ1の大変さの違いはあるかと尋ねると「環境が違うと良く言うけど、そのせいにはしたくない。北九州でプレーする事になったのも、今までの経緯があったからこそ今の自分があるからだと思っている。その中で、自分がどんだけ出来るかだけです。チームによっては移動とかもあると思うけど、今の自分はそれより歳も歳なんで、自分の最高のプレーを維持して出せるかを重要視しています(笑)」。様々な場所や環境でプレーした、彼らしい答えが返ってきた。
6月に入ってJ1が中断期間に入り、今までJ2に関心が無かった人達に、どんな感じで観て欲しいかを聞いてみた。
「今までプレーしたクラブの中でも、北九州のユニフォームは格好良いと思う。僕は大好きです!J2や北九州を観た事無い人は、そっから入っても良いと思う。北九州は、0からスタートしたチームだったので、今は結果は出ていないけど、凄くまとまっているチームです。キッカケさえ掴めれば、ドンドン結果が出てくると思う。そうすれば、質の高い、テンポの良い楽しいサッカーを見せられると思うんで、ぜひ本城に足を運んで欲しいですね」
本城では8日にG大阪戦、15日に熊本戦と、好カードが組まれている。ここまでJ1J2通算95得点を挙げた、チームの為に戦う男の背中を観に来ませんか?
以上
2013.06.02 Reported by 坂本真
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