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【J2:第17節 京都 vs 北九州】プレビュー:3連勝で西京極に帰還した京都が、柱谷幸一監督が指揮を執る北九州と対戦(13.06.03)

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京都がアウェイ連戦を勝利で飾り、3連勝で西京極に帰ってくる。第17節、京都と北九州の一戦は西京極陸上競技場で高校総体・京都府予選が行われた影響で、6/3(月)の開催となる。

平日のナイトゲームではありますが、聖地・西京極で、選手と共に勝利を喜びあう期待を胸に、是非、スタジアムに足をお運びください。

京都は、前節の山形戦、前々節の長崎戦と粘り強く戦い、そして勝利を飾った。長崎戦は自分たちのサッカーが出来ない中で粘り強く守って無失点。そして前節は、先制されながらも最後の最後での逆転勝利。共に内容的に比較の出来ない試合だが、勝利を収めたのは何よりだろう。

前節の山形戦では、試合の入り自体は良かったが、徐々に山形のカウンターが発動し始め、その中での失点。だが、後半はその辺りをきちんと修正した。大木武監督は「前半の問題点ははっきりしていた。後はそこをどういう方法でアプローチしていくかということだった」と明かし、染谷悠太も「ハーフタイムで皆と話をして、しっかり修正できたと思う」と胸を張った。

後半の京都の進撃は、山形側の足が止まった点やリードしたことで相手引いた点が挙げられるが、京都側の修正力の高さも外せないポイントとなる。染谷は「そういう点も見て欲しいですね」と、取材者側にそれを仰ぐ様に話していたが、もっと積極的に気づくべき点で、筆者の反省点となる。

こうした、相手の意図を防ぐ様な考えたプレーもさることながら、今週の練習ではセカンドボールへの対処、縦パスへの意識を高める様な練習と、基本的な部分の意識付けや反復練習が行われ、ゴール前だけでなく、様々なシチュエーションを想定した基本練習も行われていた。「対北九州ということではなく、質を高めるための練習」と指揮官は力説した。選手たちの取組む姿勢も実践さながら。こうした練習の結果が試合に出るのであろうし、そしてまた、試合への期待も高まるというものだ。

今節の対戦相手は北九州。2005シーズンに京都を昇格に導いた柱谷幸一監督が指揮を執る。ここ3試合は松本、横浜FC、そして前節の群馬と引分けている。京都・大木監督は北九州の印象について「コレクティブにプレーする。しっかりブロックを敷いて、どこからプレスをするか考えて戦っている」と語った。

攻撃の核は大島秀夫。「大島に収まるとスイッチが入る」と大木監督は話す。さらに、池元友樹。「大島選手のポストプレーと池元選手が裏とかに走り込む」(染谷悠太)と、攻撃のスタートとしての彼ら2人の働きは要注意だろう。サイドからのクロスも積極的なだけに、京都としては、まずは不用意にボールを奪われてカウンターを喰らわないこと。次に、カウンターの起点にボールを入れさせないこと、入れられても精度の低いボールにさせること。さらには、起点へ入れるのか、サイドへ展開するのかも見極めて、相手の意図を先回りして遮断すること、などがポイントとなるだろう。

京都の攻撃については、今まで通りとなるだろう。期待したい点は、ミドルシュートか。山形戦は久保裕也がミドルシュートを決め、第14節の群馬戦では山瀬功治がミドルを決めて勝利に貢献している。このミドルシュート、表現を変えるなら「DFが前にいても積極的に放つシュート」だ。京都の攻撃の柱の一つが相手の背後を取る攻めだが、相手もそれを見越して背後のスペースを消す意識を高めてきている。そこで、DFの前からシュートを放って相手の逆を突くのも大きな武器になるだろう、ということ。

昨年、工藤浩平にミドルシュートについて聞いてみたところ「キーパーが触れない様なシュート、打ちたいですね」と答えてくれた。それまでこちらは、ミドルシュートを決めるにはシュート力やGKの位置を見極めることが重要だと思っていた。だが、この工藤の言葉で、そんなことよりも「キーパーが触れなければ入る」という当たり前の事に気づかされた。この言葉を基準にすると、シュートバリエーションは増えると思う。迫力ある「ズドン」というシュートばかりでなく、「グイーン」という隅に吸い込まれるシュートや「フワッ」というGKの上を通すシュートも有効だ。どんなシュートを放つかは選手次第だが、選手の個性が生きたシュートが出れば、観戦している方も楽しいのではないか。そんなシュートがどんどん生まれることも楽しみにしたい。

月曜夜の西京極。少しずつ、でも確実に進化している京都のサッカーに期待してもらって、どうぞ、西京極へお越し下さい。

以上

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2013.06.02 Reported by 武田賢宗
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