ホーム初勝利を目指す松本の今節の対戦相手は、『TOP OF 北アルプス』でのライバル、カターレ富山だ。ここまで6戦勝ちなしと苦しい状況にいる富山にとって、敵地での勝利は間違いなく薬となるだろう……富山だけに。両者とも勝点3が欲しい一戦となる。
ホームの松本は、前節・千葉戦では谷澤達也のヘディングゴールにより0-1で惜敗となったが、内容自体は悲観するものではなかった。試合終了後の記者会見で反町康治監督が「パチンコならフィーバーじゃないですか」と評したように、ここまで5勝5敗5引き分けで12位と綺麗に5の数字が並んでいる状況だ。今節積み重ねられるのは○か●か、はたまた△か。「強豪相手に課題も出たが、収穫を持ち帰ることが出来た」という中3日ながら運動量で千葉を上回った前節のパフォーマンスをアルウィンでも発揮することが出来れば、少なくとも五分の内容には持ち込むことが出来るだろう。逆にそこで後手に回ると、苦しい展開を強いられることになる。
一方、アウェイの富山はここまで4勝7敗4引き分けで17位という結果となっているが、戦術家として名高い安間貴義監督がパスサッカーという新たなチームスタイルを構築中だ。降雪中止となった東京V戦(4月21日)の翌日に富山とはトレーニングマッチを行っているが、そのスタイルについて「去年と違って、パスで繋いでくる良いサッカーをしてくる」(玉林睦実)、「前にボカボカと蹴ってくるのではなく、繋げてくる」(飯尾竜)と、選手たちも感じ取っているようだ。中盤に厚みを持たせた3-6-1のフォーメーションを採用することは間違いないと思われるが、前節・福岡戦で大山俊輔が負傷したことでメンバーの入れ替えがありそうだ。怪我から復帰すれば朝日大輔が第1候補となろう。また、09〜11年まで3シーズンに渡り松本のユニフォームに袖を通した木村勝太も左ワイドの位置をがっちりキープしていることにも注目だ。「体力もスピードもテクニックもあり、相手にしたら嫌なやつ」とはマッチアップの可能性もある玉林の弁だ。
ホームチームとしてはまずは気をつけたいのが、富山の中盤から狙ってくるミドルシュートだ。特に中盤に君臨するソ・ヨンドクはペナルティエリアの外からでもゴールネットを揺らすことの出来る強引さが売り。事実、昨季も辛酸を舐めされられており、同じ轍を踏むことは許されない。また、同じ3バックのチームだけにサイドでの攻防で優位な展開を作り、間延びすることなく選手同士が良い距離感を保つことで、攻撃に厚みを持たせたい。
当日はクラブも『レディースデー』と銘打ち、女性向けの様々なイベントを企画している。この一戦で活躍を見せ、女性サポーターのハートを射抜くヒーローとなるのは、誰か。……と昨年のレディースデーの際のプレビューと全く同じオチを持ってきたところで、この稿を締めたいと思う。
以上
2013.05.25 Reported by 多岐太宿
J’s GOALニュース
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