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【J2:第16節 愛媛 vs G大阪】プレビュー:愛媛は常に冷静に、高い集中力を保ってG大阪の攻撃をしのぎ、アグレッシブな姿勢を忘れることなく勝点3を狙う。(13.05.26)

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今週の日曜日、ニンジニアスタジアムは19時30分キックオフだ。通常よりも30分遅い試合開始となることで試合が終わって家路につく時間は遅くなってしまうが、それでもチケットは既に完売。初対戦で日本代表選手2人を抱えるG大阪戦ということもあり、普段はサッカーに興味がない愛媛県民の注目度も高い。もちろん愛媛のサッカーファンにとっても、今シーズンのJ2では試合の内容でも興行面でも強烈なインパクトを残しているG大阪がニンスタでどのようなパフォーマンスをみせてくれるのかは楽しみでもある。

それは愛媛の選手たちにとっても同じで、今節は楽しみなカードだ。GK秋元陽太は「G大阪はクオリティの高い選手が多く、楽しみだしいい経験になる。そこでゼロに抑えられれば自信にもなる。自分のプレーがどれだけできるか」と語り、DF小原章吾は「たくさんの観客が来てくれることは選手にとって嬉しいこと。やりがいを感じるし、(勝つ)チャンスがないわけじゃない。結果を出したい」と意気込みを語る。また、DF代健司も「気持ちは高まっているし、自分たちのレベルを図るチャンス。チャレンジャー精神で、アグレッシブに戦いたい」と、力試しのG大阪戦を心待ちにしている。

このG大阪戦にかける気持ちを、愛媛の選手たちはどれだけプラスアルファの力に変えられるか。小原は「どの選手に注意をするかと聞かれると、全員かな。それがG大阪で、一瞬でも集中を欠けばやられてしまう。いつもやっていることを、いつも以上にやらないと」と語るが、愛媛は全ての選手が高い集中力を持って試合に臨むことが大前提になる。その上で、愛媛は前節の神戸戦で4失点をした反省を生かせるか。「1失点目はマークをはずしてしまったし、4失点目は自分たちのミス。その2失点がなければ、とも思うし、神戸戦は守備を見直すいいきっかけだったと思いたい」と秋元は語るが、神戸戦で肌で感じた個の強さ、上位チームのしたたかさを今節の戦いに生かすことが必要だ。

そして愛媛はどんな状況に置かれても慌てず、冷静に対処することが求められる。G大阪はレアンドロや倉田秋、パウリーニョら1人で状況を打開できる選手も揃っている。DF浦田延尚は「くさびが入っても慌てないこと。そこを狙ったり、入っても前を向かせないことを考えて、状況によってはひとつ引いて対応することも考えたい」と話すが、常に様々な状況を想定しながら適切な判断をすることで失点を回避できるか。神戸戦のように、1点を返して冷静さを失うようなことがあってはならないし、90分間を通して高い集中力が必要とされることは間違いない。逆にG大阪は先制点を奪えば確実に勝点3に近づくことができる。愛媛は普段通りのパスサッカーでこの試合に挑むつもりで、G大阪は先制点を奪えばより前に出てくる愛媛の裏やミスを突きやすくなるだろう。

しかし、いずれにしても愛媛は満員のスタジアムの雰囲気を味方につけて、ゲームを楽しむ余裕を持つことも大事。J2で最初の試合、2006シーズンの開幕戦では10,922人の観客を前に横浜FCを下しているが、当時のようにひたむきでアグレッシブな姿を愛媛県民にみせたいところ。その後、愛媛は観客が1万人を超えた試合が2度あるが、接戦を演じるも勝利がない(2009シーズン第39節徳島戦/12,851人で0−1、2010シーズン第15節甲府戦/10,630人で1−2)。この日曜日も決して簡単な試合ではないが、そこで結果を出せば普段は愛媛FCに関心がない層に大きなアピールができる。選手たちは自身の力をアピールし、そして愛媛県内で愛媛FCの存在感を高めるためにも、勝点3を目指して戦うアグレッシブな姿を見せたい。

以上

2013.05.25 Reported by 近藤義博
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