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【J2:第15節 札幌 vs 東京V】プレビュー:3連勝を狙う札幌に、中3日と過密日程の東京Vが挑む。好調チーム同士の対戦は、熱戦になること必至だ。(13.05.19)

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北海道内でもやっと桜の開花が観測された5月中旬。この第15節では勝点19で12位の札幌が、同22で8位につける東京Vをホームで迎え撃つ。札幌市厚別公園競技場で行われる、今シーズン2度目の札幌のホームゲームだ。

札幌は前節、敵地で山形と対戦して1−0のスコアで勝利。24分に岡本賢明の2試合連続となる得点で先制すると、前半途中には右サイドバックの小山内貴哉が負傷で退くアクシデントがありながらも、その後はチーム全体が粘り強い守りを見せて相手の猛追をシャットアウト。今シーズン2度目となる連勝を果たしている。

「後半はちょっと疲れなのか暑さなのかわからないですけど、そういうところで相手に圧倒されたというか、押し込まれた時間が長くて厳しい試合だったんですけど、本当に選手たちは最後まで粘り強く戦ってくれたと思います」と財前恵一監督は振り返る。前半にいい形で先制点を奪ったのだから、後半はうまくコントロールして狡猾に戦うこともしたかった。だが、厳しいアウェイゲームを体を張った戦いで勝ち切ったことを評価し、チームに惜しみなく賛辞を送った。

虎の子の1点を挙げた岡本ももちろんヒーローではあるが、やはり殊勲は守備陣か。特に今シーズンに関しては、展開的に苦しくなったとしても、最終ラインがしっかりとしたポジション取りとタフなプレーで耐えきる試合が目立っている。試合によって顔ぶれがちょくちょく変化する最終ラインではあるが、誰が出場してもその粘り強さは維持されているため、堅守がチーム全体に染みつきつつあると言っていいだろう。この山形戦でも終盤は1点を追う山形の猛攻にさらされてしまったが、押し込まれこそしながら、さほど危ない場面がなかったのは、やはり守備陣が良い働きをしていたからに他ならない。今シーズンは財前新監督のもと、ポゼッションスタイルの攻撃的なサッカーを志向しているが、それを支えているのは守備陣であることを示した試合だったと言える。後ろはそうそう大崩れはしない、攻撃陣はそんな信頼感を持てているはず。ここでもう一つ白星を重ねることができれば、好守がガッチリと噛み合い、勢いに乗っていけそうな気配も十分感じ取れる状態にある。

一方、北海道に乗り込む東京Vの直近試合は、積雪のため順延されていた第10節の松本戦を15日(水)に敵地で戦い、0−0のドロー。群馬戦、神戸戦と2連勝を果たした直後に組まれたウィークデーのアウェイゲームで勝点1を積んだことを考えれば、上々の結果だと言っていいだろう。

この結果について三浦泰年監督は「決してネガティブに受け止めてはいけない」としている。そして、その理由は「すぐに札幌戦があるということ」。

同時に、指揮官は内容面についても賛辞を送っている。
「最後の数分というのはカウンターを覚悟して複数の人間が、普段であればバイタルエリアやペナルティエリアのところでシュートで終わりきる選手ではない選手まで、しっかり関わって攻めていたことは、選手を讃えてあげたいなと思う」

過密日程のなかでのアウェイゲームで、試合終盤まで選手たちはしっかりとした戦いを披露したというわけである。数日前に行われた試合で、首位の神戸を撃破した勢いももちろんあるだろうが、チームとしてのレベルアップを示したわけである。過密日程をもパワーに変えている感があり、「札幌戦でより成長できている東京Vのサッカーが見せられると良いなと思っている」と三浦監督は中3日でアウェイゲームが続く日程ながらも、大きな自信をのぞかせている。

さて、そうして迎える一戦だが、焦点はやはりスケジュールの部分だろう。前述した通り東京Vはこの試合を中3日で挑むだけでなく、アウェイゲームが続いている。一般的に考えればコンディション面の部分は非常に難しいと言わざるを得ない。対する札幌は中6日で迎えるホームゲームとあって、準備は万端。財前監督はコンディションを重視してメンバー選考をするスタイルの指揮官でもあり、三浦監督がよほど大幅なターンオーバーを敢行しない限りは、コンディションのところでは札幌に分があると言うしかない。そうしたなかで東京Vがどういった戦略で勝点確保を目論むのか、非常に注目が集まるところだ。

札幌は現在2連勝中で、東京Vもここ3試合は2勝1分と、どちらも勢いがある。非常に熱い戦いが演じられそうだ。

以上

2013.05.18 Reported by 斉藤宏則
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