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【J1:第12節 F東京 vs 清水】プレビュー:F東京がアウェイ無敗の清水と対戦。バレーを止めろ(13.05.17)

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J1リーグ中断まで残り2試合。巻き返しを図るリーグ7位F東京は、10位清水を味スタに迎える。

清水は前節甲府に2−0と快勝し、連敗を脱出した。今季は組織的な守備から最前線のバレーへとつなぎ、得点へと結びつける形が出来上がりつつあるだけに、ヤマザキナビスコカップ湘南戦で出場停止だった平岡康裕の復帰は明るい話題だ。F東京のポポヴィッチ監督は「ディシプリンがしっかりしている。それに昨シーズンから若手中心でチーム作りを進めてその若い選手が経験を積んだチームになっている。どんな相手にも勝てる要素を持っている」と印象を語った。規律正しい守備を崩す攻撃と、カウンターに対するリスク管理は、この試合の課題と言えるだろう。

それに加えてバレー封じは、F東京の今節のミッションだ。今季の清水は、アウェイでは守ってカウンターというサッカーの色を強く見せている。それが見事にはまり、3勝2分という結果を残している。そのサッカーがはまるのも、バレーという存在があるからだろう。森重真人は「バレーは、DFをなぎ倒す強さがある。一人でもゴールまで行けちゃう選手なので、簡単に前を向かせないようにしないといけない。それに、バレーだけでなく、サイドの選手も若くて思い切りが良いので1対1で負けないようにしないと」と言う。さらに、米本拓司は「バレーのところは意識しなければいけない。プレスバックするなり、セカンドボールを拾うところだったりをヒデくん(高橋秀人)と喋りながらやりたいと思います」と語った。センターバックと、ボランチでスペースを消しつつ、挟み込んでバレーの突破を止めたい。

F東京は、15日のヤマザキナビスコカップ新潟戦で長谷川アーリアジャスールが前半27分で負傷退場し、今節の出場は回避しそうだ。さらに、その試合で先制ゴールを決めた石川直宏も左足首を痛めて出場は微妙なところ。前日練習では、李忠成がトップ下に入り、東慶悟を左サイドに置く布陣を試した。李は「けが人が出て大変な時期だからこそ、チームの力になって中断までの残り2試合を2連勝して終わりたい」と話した。ポポヴィッチ監督はその李について「移籍した当初よりも自分に足りないところを意識してチームのやり方も理解してくれている。水曜の新潟戦もボールに関わる時間が長かったし、サポートしながらも常に背後を狙うこともできていた。ゴールを決めたら100点満点。ただし、新潟戦で決められなかった分も含めて2点決め てくれるはずだよ」と言い、「もし出れるとしたらね」と笑った。

リーグ中断までの2試合を連勝で飾り、良い形で中断を迎えたいのはどのクラブも同じだろう。ケガ人が相次ぐF東京にとっては、中断までのラスト2は総力戦になりそうだ。

以上

2013.05.17 Reported by 馬場康平
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