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【J2日記】福岡:アウェイに行こう〜群馬編(後編)(13.05.15)

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(C)中倉 一志

イチオシスタジアムグルメは、大村総社の「おそば屋さんのソースカツ丼」

(C)中倉 一志

豚ホルモンも美味。これからの季節はビールと一緒に楽しみたい。

(C)中倉 一志

とりあえず「ホッピーセット」と「ガツ刺し」。程良い歯応えのガツが美味。

(C)中倉 一志

焼きとん(5本セット)。いつもは塩で食するが、この日はタレ焼き。甘すぎず、辛すぎず、素材の味を旨く引き出している。

(C)中倉 一志

「煮込みの豆腐だけ」。煮込みのエキスをたっぷりと含み、ふんわりと膨らんだ豆腐を口に運ぶと、何だか幸せな気分になれる。

(C)中倉 一志

知る人ぞ知る、上野アメ横ガード下の名店「大統領」

※前編はこちら

さて、アウェイの旅の楽しみは試合だけではない。時間に余裕があれば、近隣の町を歩いてみるのもいい。「鉄な人」たちは移動経路を楽しみながら出かけて行くこともある。スタジアムグルメも、アウェイ旅の楽しみのひとつだ。特に、地元ならではのスタジアムグルメは人気が高い。

そして、正田醤油スタジアム群馬で、私が最も楽しみにしているのがカツ丼。中でも、大村総社のカツ丼は一番のお気に入りだ。いわゆるソースカツ丼。ご飯の上に、ソースに浸されたヒレカツが2枚乗っているだけなのだが、「シンプル イズ ベスト」とは、まさにこのことだ。弁当の包み紙に「上州名物 おそば屋さんのソースカツ丼」と書かれている通り、最大のポイントは、ソースが「おそば屋さんの」ソースであるところ。おそば屋さんのカレーライスが絶妙な味を出しているのと同じ理屈だ。値段は650円。コストパフォーマンスは高い。
この日は、併せて「煮込み」もチョイス。群馬県は豚の生産量で全国4位を誇るが、そのせいか柔らかく煮込まれた豚の煮込みは旨い。さらに言えば、群馬県はきゅうりの生産量全国一。スタジアムで売られている「きゅうりの1本漬け」も捨てがたい魅力の一品だ。

自宅へ戻る行程に余裕があるのなら、寄り道もお勧めしたい。ザスパクサツ群馬戦の復路では高崎−上野間で新幹線を利用したために、1時間ほど余裕ができたので、上野駅で途中下車。大好きなアメ横へと向かう。目指した場所は、この界隈では知る人ぞ知るガード下の名店「大統領」だ。居酒屋なのに10時開店で昼時には満員。その後は閉店まで客が途切れることがない。この日は運よく空席を見つけ、そそくさとカウンターに座りこむ。そして、ホッピーとガツ刺しを注文し、ほど良い噛みごたえを楽しみながらホッピーで喉へ流す。思わず「旨い」という言葉がこぼれる。それにしても、昼から飲むお酒は、なんでこんなにおいしいのだろう(笑)。ただし、いつも、いつも昼から飲んでいるわけではない。誤解をまねかぬように念のため(汗)。

そして「焼きとん」を追加。カシラ、ナンコツ、シロ、タン、レバーそれぞれの味を楽しむ。福岡は、男女を問わずホルモン系をこよなく愛する土地だが、そのりほとんどは牛ホルモン。そして、串焼きと言えば「焼き鳥」が中心。豚ホルモンを串焼きで提供するお店は極めて少ない。他方、関東で串焼きと言えば「焼きとん」が中心。東京生活が長かった私にとって、「焼きとん」は旨くて安いの代名詞にもなっている。福岡サポーターのみなさん、機会があれば、ぜひ「焼きとん」をご賞味あれ。牛ホルモンを愛する人なら、豚ホルモンの味も、きっと気に入るに違いない。

締めの肴は「煮込みの豆腐だけ」。「大統領」の煮込みと言えば馬ホルモンだが、大きな鍋でぐつぐつ煮込んだ中からすくってくれる豆腐は、馬ホルモンのエキスと味噌をたっぷりと含んで美味。口の中に広がる風味と、豆腐の柔らかな食感を楽しみながらホッピーを飲めば、これ以上の幸せはない。そして、追加注文するたびに量が増える「中」を追加で2杯頼んでお開き。2000円そこそこのお勘定も財布に優しい。

「人が旅をするのは到着するためではなく、旅をするためである」とはゲーテの言葉。アウェイ遠征には「おらが町のチーム」を応援するためという明確な目標がありつつも、やはり旅をすることも楽しみたい。知らない町の知らない空気。知らない料理。知らない風習。それらに触れるたびに、実は日本は広いのだということを実感する。時には「えっ」と思うこともあるが、それも旅の楽しみのひとつ。そういう時は「アウェイの洗礼だ」とつぶやけば、すべてが受け入れられる(笑)。成功も、失敗も、全てひっくるめてアウェイ旅の楽しさがある。さてさて、次の遠征では、どんな出来事が待っているのだろうか。

以上

2013.05.14 Reported by 中倉一志
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