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【J2:第11節 京都 vs 千葉】プレビュー:GW連戦の初戦。西京極では千葉を迎え撃つ一戦。京都の多彩な攻撃に期待大!(13.04.28)

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GW連戦開幕!今節、5/3(金)、5/6(月)と3試合は連休開催。天候にも恵まれそうで、サポーターにも気持ち浮き立たせて西京極に足を運んでもらえそうだ。

京都は前節、気持ちの晴れる快勝を見せてくれた。
ゴールというのはどれも素晴らしいものだが、特に3点目の自陣からつないだもの。相手のクリアを秋本倫孝が頭で福村貴幸につなぐと、そこから田森大己→秋本倫孝→横谷繁→中村祐哉→駒井善成→横谷繁、最後は安藤淳の頭。と、1タッチ、2タッチでつなぎ攻め込んだ。得点時にエリア内に入って行った選手は5人。ニアに中山博貴が飛び込み、パスを出した駒井、中村もゴール前、得点した安藤とアシストの横谷と、これだけの人数でゴールに迫る素晴らしいゴールだった。
大木武監督は「得点シーンだけをみるのではなくて……」と釘を指し、前半の久保裕也から安藤淳に渡ったシュートシーンも取り上げ、「あれも似た様な形。スペースを上手く使っているということ」と、高く評価した。
人数を使って攻めれば良いというものでもなく、1点目は福村のパスに横谷が飛び込んでのゴールは2人で取ったものだ。人数ではなくて、監督の言う様にスペースの使い方なのだろう。誰が、どうやってスペースを使って、どう仕留めるか。それが今節も表現できるかどうか。
他にも、ゴールに迫る手段は、相手ボールを奪ってのカウンターもある。或いはスローインも含めたリスタートと、勝機を持ち込む手段は幾つも出てくるはず。それらをピッチ上で相手も引きこんで混沌状態にして、決定機の糸口を一気に引き寄せるコツ、これを前節見せてくれた様な気がする。今節も大いに期待したい。

今節の相手は千葉。3勝5分2敗と現在10位。前節は福岡を相手に終了間際で山口智がヘディングシュートを決めて同点に持ち込む粘りを見せている。大木監督は千葉の印象について「非常に攻撃的」とし、中盤のジャイール、前線にはケンペスと2人のブラジル選手に対する評価も「非常にいい」とした。米倉恒貴が右サイドバックに入ったこともあり、「サイドバックが高い位置を取る」と千葉の攻撃を観る。
攻撃力だけでなく山口智、竹内彬の2センターバックも強固。京都が押し込む形を作ればサイドバックも下がり安定したラインを築くだろう。スペースを消された中でどうスペースを作る、或いは見つけるか、京都の底地からも求められる。

前節、FWで先発した横谷繁は、山口とG大阪時代に一緒にプレーをしており山口に対し「憧れの選手」と話す。しかし、久保裕也とのホットラインで山口の壁を突き破ることについて「それが出来れば最高ですね」と、その意欲を隠さなかった。
今週の練習試合で出場し、大木監督も高く評価していた工藤浩平は千葉育ち。「知っている選手が減ってきているけど…」と口にしながらも、佐藤勇人ら「能力の高い選手が揃っていますし、楽しみです」と試合への期待感を表した。

いよいよGW連戦の初戦・千葉戦。様々な見どころがある、楽しみな一戦になりそうだ。

以上

2013.04.27 Reported by 武田賢宗
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