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ルヴァン 準々決勝 第1戦
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【J2:第11節 富山 vs 東京V】プレビュー:前掛かりにアグレッシブな攻めを繰り出す富山と東京V。勝って上位争いに加わるのはどちらか。(13.04.28)

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リーグ戦は約4分の1を終え、上位から下位までが小差でひしめく混戦状態にある。富山は4勝2分4敗で13位。同じ第10節終了時点で1勝3分6敗の20位だった昨季を大きく上回り、プレーオフ進出圏内も手を伸ばせば届く好位につけた。これから本格化するサバイバルレースを勝ち抜き、ここで踏みとどまりたい。勝点14で並ぶ11位・東京Vを迎える今節は譲れない一戦だ。

東京Vは第6節の岐阜戦で今季初勝利を挙げてから3勝1分と調子を上げている。先週の第10節・松本戦が降雪のため中止(5月15日に代替開催)になり、今回が仕切り直しの一番となる。
開幕戦で敗れてから引き分けが4試合続いたが、初勝利をはさみ負けなしを8試合継続中。総失点4はリーグ最少で、最近4試合は無失点。勝った3試合の計8得点のうち7点は前半に挙げており、好機を逃さない集中力で早々に勝負を決めている。新任の三浦泰年監督の考えが浸透し、攻守がかみあい始めている。G大阪と0−0で引き分けた第7節の映像を見た富山の安間貴義監督は「G大阪はうまいが、東京Vには強さを感じた。勝負を挑む姿勢が印象的だったし、ゴール前に入ってくる勢いもある」と話した。完敗を喫した前節のG大阪に勝るとも劣らない難敵とみている。
富山は前節、開始直後の失点が響き、G大阪に終始ゲームをコントロールされてしまった。前半の得点が多い東京Vに対し、同じ過ちを繰り返すわけにはいかない。安間監督は「名前負けせずにいつも通りにプレーできるかどうかがポイント。神戸戦はできたのだからやれるはず」と選手の奮起に期待する。再び名門クラブを迎える今回は汚名をそそぐ絶好の機会になる。

富山は[3-6-1]、東京Vは[3-5-2]のフォーメーションを採用。ともに1ボランチ型の中盤から前線にかけて厚く布陣し、選手が流動的に動き回りながら繰り出す攻撃が特長だ。東京Vは元日本代表のFW高原直泰を軸にMF飯尾一慶らが絡み攻撃パターンが多彩。ポストプレーへの走り込みやワンツーによる崩しを警戒する富山は、ボールにつられてマークを外すことがないようにトレーニングを繰り返して備えている。
一方の富山は前節・G大阪戦でもサイドを使った速攻やシュートパスを小刻みにつなぐ遅攻で好機をつくっている。MF國吉貴博は「やりたい形ができ、押し込むこともできた。さらに上積みしてゴールにつなげたい」と話す。課題として取り組んでいるペナルティーエリア手前からの崩し、クロスの精度などが、東京Vの堅守に通じるか否かが問われる。
過去の対戦成績は東京Vが7勝2敗で大きくリードするが、富山も進境が著しい。ともに持ち味を存分に発揮した攻め合いで観客を沸かせてほしい。

以上

2013.04.27 Reported by 赤壁逸朗
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