勝てない岐阜。第8節の松本戦でようやく今季初ゴール&初勝利を挙げたが、肝心のそれ以降が続かない。富山に2-3、栃木に0-2と2連敗。しかもその内容は完敗に近いもので、勝利を挙げた歓喜を力に変えることが出来ていない。
今季すでに1度経験している3連敗だけは避けないといけない。だが、相手は上位の山形。厳しい戦いになることは間違いない。
期待すべきはレンタル加入組。清水から再レンタルと言う形でやってきたFW樋口寛規、同じく清水から加入し、前節にいきなりスタメン起用されたMF柴原誠。そして、お隣の名古屋からやってきたMF水野泰輔。樋口は昨季プレーしているだけに問題はないが、水野と柴原は非常に若い選手で、いきなり新しい環境にやってきて適用するのは難しいが、そんなことを言っていられない状況にある。
岐阜は現在、まさに『野戦病院』状態。井上平、李漢宰ら主軸組が次々と負傷し、前節ではFW中島康平も怪我をしてしまった。それだけに新加入組にかかる期待は大きい。水野、柴原と共にボールキープ力に長け、水野は展開力、柴原は突破力が武器だけに、早くその持ち味を発揮してほしい。そのためには周りのサポートが必要で、服部年宏や美尾敦らベテランがどこまで彼らの持ち味を引き出せるか。さらにFW杉本裕之、DF森安洋文など、なかなか力を発揮しきれていない彼らが、どこまで奮起をするか。
山形は攻撃陣がピリッとしないが、個の能力は非常に高く、あるきっかけで爆発する可能性がある。中でもキレとスピードで勝負するFW中島裕希には要警戒が必要だ。彼の最大の武器は動き出しの速さ。富山第一高校の先輩であるFW柳沢敦のように、DFラインとの駆け引きがうまく、一瞬のスピードで一気に裏に抜け出すことが出来る。第6節の横浜FC戦以降、ゴールから遠ざかっているが、この男には注意しなければならない。さらに中島同様に、キレとスピードある突破が魅力のFW山崎雅人、長身のターゲットマン・萬代宏樹もおり、個性的なアタッカー陣は岐阜にとって脅威だ。
「まだ全体で気持ちのばらつきがある。もっと闘う気持ちを持ってやらないと勝てない」。
服部が昨年から鳴らし続けている警鐘がいつ、選手全員の心に届くのだろうか。某予備校の講師の持ちネタ(?)でもある、「今でしょ」と言いたいところだが、正直、今じゃなくて最初からそうしてほしい。まだ10節ではなく、もう10節。この段階でこういっているのも情けないが、もう時間は無情にも経って行くもの。手遅れになる前に。岐阜の『意地の勝利』を誰もが期待をしている。
以上
2013.04.27 Reported by 安藤隆人
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第11節 岐阜 vs 山形】プレビュー:岐阜、終わらぬ苦しい状況。もう「今でしょ」は通用しない危機的状況であることを受け入れ、『意地の勝利』を!(13.04.28)
- 2024 明治安田Jリーグ終盤戦特集
- アウォーズ2024
- 2024J1昇格プレーオフ
- 2024J2昇格プレーオフ
- J3・JFL入れ替え戦
- bluelock2024
- 2024JリーグYBCルヴァンカップ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- FIFAワールドカップ26 アジア最終予選 特集ページ
- 2024天皇杯
- 明治安田Jリーグ 月間表彰
- 2024Jユースカップ
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE
テレビ放送
一覧へ明治安田J1リーグ 第37節
2024年11月30日(土)14:00 Kick off