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【J1:第8節 C大阪 vs 大分】プレビュー:4月初勝利をあげるのはC大阪か、それとも、大分か。縁ある両者が、今季キンチョウスタジアム開幕戦で激突!(13.04.27)

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3月は開幕3連勝と好発進を切りながら、4月のJ1リーグ戦で2敗のあと、前節清水戦では引き分け。ここ4試合勝ちなしと苦しむC大阪。一方、今季、2009年以来4シーズンぶりにJ1へ戻ってきたが、リーグ戦2分5敗、ヤマザキナビスコカップでも3分1敗と、まだ復帰後白星のない大分。勝利に飢えている両者が、2013年ゴールデンウィーク初日、4月初勝利をかけて顔を合わせる。

舞台は、改修作業を終えて、今季初めてのC大阪ホームゲーム開催となるキンチョウスタジアム。ホーム側ゴール裏にあるホームサポーター立ち見自由席が1200席から2200席と約倍増。アウェイサポーター席も、立ち見の芝生席から、1200席の座席に変更されるなど、レヴィークルピ監督曰く「圧力鍋のようなスタジアム」が、さらにグレードアップした。大阪長居スタジアムとはまた違った、球技専用の臨場感ある熱狂空間にて、どんなドラマが展開されるか、楽しみは尽きない。

そして、C大阪と大分といえば、近年、選手間の出入りがある、互いに縁のあるチームだ。現在でいえば、大分には児玉新、阪田章裕、小松塁、森島康仁、丹野研太、そして田坂和昭監督と、C大阪在籍経験者が多く並ぶ。また、過去には、キム ボギョン(現カーディフシティ)、夛田凌輔(現群馬)、野口直人(現びわこ草津)らがC大阪から大分に期限付き移籍して、プレーしていた。逆に、2010年に清武弘嗣(現ニュルンベルク)、家長昭博(現G大阪)、上本大海(現仙台)、高橋大輔(昨年限りでC大阪を契約満了。現在リハビリを続けながら現役復帰を目指す)と、大分から桜色のチームに選手が加入し、主力として活躍していた。

そういった交流があるだけでなく、今季最初の対戦となったヤマザキナビスコカップ第2節では、大分銀行ドームにて、C大阪サポーターと、大分サポーターが、エールを交換しあう様子が見られるなど、いい関係を築いている両者。ただし、ピッチではライバルであり、この一戦は互いに絶対に負けられないもの。勝利という結果を求めて、ゴール前だけでなく、一つひとつの球際でも、激しい攻防が繰り広げられることは、容易に想像できる。

そのなかで、特に注目したいのは、両者の20番。C大阪FW杉本健勇と、大分FW森島康仁だ。ともにチーム期待の大型ストライカーであり、年代別代表での実績も豊富。しかも、どちらもC大阪のレジェンドである西澤明訓氏の背番号20を受け継いだ、いわば新旧20番対決でもある。そのなかで、今季から20を着ける杉本も、元C大阪の森島も、一時はJ2でのプレーを経験するなど、紆余曲折を経て、現在に至る。今季のJ1にて、杉本は途中出場5試合を含む、6試合出場0得点。森島は途中出場3試合を含む、6試合出場で、現在2試合連続得点中も、勝利に結び付かず。互いに満足いく結果とは言えないだけに、この大阪の地で、ゴールと勝利という結果を自らたぐり寄せたいところ。「目に見える結果が欲しい」、清水戦後にそう述べた杉本は特に、今季初得点に強い意欲を燃やしている。

また、C大阪は今週ヤマザキナビスコカップの試合がなく、じっくり今節に向けて調整してきた。対する大分は、24日にホームでF東京と戦い、先発を8人入れ替えたなか、0-0という結果に終わったが、リーグ戦は4連敗中と苦しんでいただけに、ヤマザキナビスコカップでその流れをいったん食い止めることはできた。気分新たに臨む両者の対決は、ヒートアップすることは間違いない。

「我々はキンチョウスタジアムで今まですごくいい試合ができていた。今回も、サポーターの皆さんと一緒になって戦いたいし、サポーターの力を本当に必要とする試合。サポーターに捧げるための勝利を求めて、我々は全力で戦いたい」、C大阪のレヴィークルピ監督は、この一戦に向けて、そう力強く誓った。果たして、C大阪がキンチョウスタジアムにて新たな歴史を作るべく、勝利という結果を出すのか。それとも、大分がJ1復帰後初勝利を、縁ある相手からもぎ取るのか。両者にとっては大変重要な試合になる。

なお、試合に先立ち、12時半からは森島寛晃氏、羽田憲司氏らC大阪OBチーム対、スキマスイッチの常田真太郎さん、NEWSやテゴマスのメンバーであり、サッカーに精通しているタレントの手越祐也さん、元サッカー日本代表の藤田俊哉さんらが名を連ねる芸能人サッカーチーム「SWERVES」との、スペシャルマッチも行われることもあり、C大阪、大分の両サポーターのみならず、28日は、キンチョウスタジアムへ来場必至。ぜひ見逃さないで欲しい。

以上

2013.04.26 Reported by 前田敏勝
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