●ペトロヴィッチ監督（浦和）：

「今日は勝利がなければ（ラウンド16進出の）可能性がなくなるという試合でした。立ち上がりから、最後の笛がなるまで選手たちは勝利を目指して戦ってくれました。ゲームの内容についても、我々のチームが勝利に値するゲームだったと思います。大宮での痛い敗戦から、今日こういったプレーをしてくれた選手たち、そして後押しをしてくれたサポーターに感謝をしたいと思います。ひとつの敗戦では我々の目指す方向性はブレることはないということが証明されました」

Q.ハーフタイムで何か修正しましたか？

「前半の内容も悪くはありませんでした。選手たちには、前半と同じことを繰り返せば必ず試合をひっくり返せるということを話しました。前半PKの失敗があって、少しチームが不安定な部分もありましたが、良いサッカーができていました。運動量・球際でも相手を上回っていたので、それを続けなさいと伝えました。今日の試合は選手たちは自分たちのやるべきことをとても落ち着いてやってくれました。勝利しなければいけない、というプレッシャーがあると気持ちだけが前に出てしまって空回りすることがありますが、選手たちはこういった強い相手にどうしたら勝てるかということを落ち着いて対応できたと思います。その事は、今日のひとつの勝利よりもさらに意味のある勝利になったと感じています」

「今日の相手は中国代表選手たち、3人の外国人プレーヤー、そして世界でも名だたる監督が率いるチームでした。その相手と戦うのは決して簡単なことではありませんでした。先日、大宮とのダービーに負けました。相手チームはとても我々のことを研究していたと言われています。今日の対戦相手の監督は世界でもトップクラスの監督だと思いますが、その監督が我々のことを分析していなかったとは思いません。よく相手が試合に勝利をすると、対戦相手がしっかりと研究をしていたと言われます。私自身が良く考えているのは、自分たちがしっかりと自分たちのサッカーをすれば、相手がどう研究していようが関係ないと思っています。相手がどうこうといった話ではないと思います。」

Q.3-1になった後、もっと点をとりに行きましたか？それともしっかりと守って勝点3をとりにいきましたか？

「正直なところをお話すると、ベンチから私が指示したのはもっと点を取りに行こうということでした。多く点を取れば次のタイでの試合で自分たちの手で、他の会場の結果を待たずに勝ちあげれる可能性もあったからです。点がとれると思って、そういった指示をしましたが、残念ながら失点をしてしまいました」

Q.他の試合は気になりますか？

「サッカーは何が起こるかわかりません。広州も全北もとても良いチームです。ただ、我々はもちろん広州の勝利を待たなければいけません」

以上