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【J2:第8節 愛媛 vs 群馬】プレビュー:共に連敗を脱したい愛媛と群馬は結果にこだわる姿勢を見せられるか。また、両チームの若き指揮官の采配にも注目したい一戦。(13.04.14)

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2013シーズンが開幕して1ヶ月余り、各チームの新しいカラーが表れはじめるとともに、課題も見えてきた。その点で、今節対戦する愛媛と群馬が直面している課題のひとつは得点力不足だろう。愛媛が2連敗中、群馬が3連敗中という現状を打開するためにも必要とされるのがゴール。ともに2試合続けて無得点という結果に終わっており、今節はよりアグレッシブにゴールを目指す試合に期待したい。

ただ、実際にはどちらのチームも3−4−3の布陣で試合に臨むことが予想され、拮抗したミラーゲームのような展開になることも予想される。「群馬もボールを大事につなごうとしているし、大枠のところは同じようなサッカー。秋葉忠宏監督は現役時代も急いで前にボールを入れるようなタイプではなかった」と群馬を分析するのは石丸清隆監督だが、秋葉監督とは福岡時代に現役を共に戦い、S級ライセンスの取得も同期になった仲。互いのことをよく知る間柄だけに、両指揮官がどういう戦い方を選択して、そして試合中にどういう修正を加えながら連敗脱出を目指すのかは楽しみなところでもある。

その中で、愛媛には前線から積極的にプレッシャーをかけていくことが求められる。「群馬のツーシャドーは前を向くと仕掛けてくるので早めにつぶしたい」と石丸監督は警戒するが、愛媛はこれまでと同じように主導権を握る戦いに持ち込みたい。そうすることで群馬の攻撃を封じると共に、直近の3試合で9失点と安定感を失っている群馬の守備陣にもプレッシャーを与えることができる。愛媛はその流れの中で、先制点を奪うことができれば理想的だろう。サッカーで「たら」「れば」をいっても仕方のないことだが、愛媛は前節の北九州戦の前半、完全に試合を掌握してチャンスを迎えた。1つのゴールが生まれれば、試合の展開は別のものになったはずだ。

それは群馬にも同じようなことが当てはまる。前節の千葉戦にしても、平繁龍一や青木孝太が何度もゴールを脅かした。そこで1つのゴールが生まれていれば、という印象は愛媛と同じだ。その1つのゴールはチームに勇気を与えるだけでなく、ストライカーにも自信をもたらす。群馬ならば平繁や青木はチームのエースに成長できるかどうか、そして愛媛ならば河原和寿や東浩史、渡辺亮太らが攻撃の柱になれるかどうかは今後のシーズンを占う上でも重要なポイント。特に愛媛は昨季なら有田光希が、そしてその前のシーズンには齋藤学がシーズンを戦うごとに力をつけて台頭してきた。そうしたストライカーがチームには必要だが、彼らも決して春先からゴールを重ねたわけではなく、1つ、2つとゴールを重ねる中で自信を深めて大きく化けた。どちらのチームにとっても、今はその1つのゴールが大きな意味を持つことになる。

そのストライカーの問題だけでなく、今回は37歳でJ最年少監督の秋葉監督と、39歳の石丸監督という若き指揮官が率いるフレッシュなチーム同士の対戦。チーム全体がまだ成長の途中にあることは間違いないが、チームの形をより確かなものにするために、そして個々の選手が自信をつかむためにも、結果は必要不可欠。シーズンは序盤かもしれないが、既に7試合を消化している。序盤とはいえ、連敗が続けばチームは自信を失いかねない。悪い流れを断ち、勢いを得るためにも両チームの選手たちには結果にこだわる姿勢を今節のピッチで表現して欲しい。

以上

2013.04.13 Reported by 近藤義博
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