新潟は日本人ツートップのスタメンが濃厚だ。岡本英也はヤマザキナビスコカップ・大分戦に続いてのスタメン、川又堅碁は今季初になる。
「自信を取り戻してきた。ミートができている」。柳下正明監督は岡本の調子を、こう評価した。2日の前日練習は、シュート練習で力強い球質のボールを決めて締めくくった。「いいボールを蹴れていたと思います」と本人も手応え十分だ。
岡本にとって、C大阪戦は雪辱戦でもある。リーグ戦第1節のC大阪で途中出場。タイムアップ直前にゴール前でフリーになったが、シュートは空振り。その後は「体がバラバラ」(柳下監督)と状態が上がらなかった。「正直、メンタル的にひきずりました」とショックは大きかった。それをヤマザキナビスコカップ前節大分戦でフル出場するなど、長時間ピッチに立ったことで、試合感覚、メンタルともに取り戻してきた。
川又とのコンビも問題はない。「堅碁は裏を狙うのが得意。僕が少し引いてもらう形になる」。そこからの動き直しも、トレーニングしてきた。開幕戦のショックをぬぐい去るには絶好の相手を絶好のタイミングで迎える。「もちろん得点はしたい。でも、まず勝ちたい。チームが勝てればいい」。勝利することが、雪辱を果たすことになる。それもわかっている。
川又にとっては今季初スタメン。ここまで途中出場を重ね、リーグ戦第3節では金根煥の同点ゴールをアシストとした。
ただ、自らのゴールはまだ。シュートシーンも多くは作られていない。「前を向いて仕掛ける。中盤に下がったときは受けて、はたく、クロスにはしっかり入る」と要点をしっかり頭に入れた。何より、「明日、やられたら、死ぬくらいの覚悟」と気持ちを前面に出す。
昨季は期限付き移籍先の岡山で18得点。その前の新潟での4年間はヤマザキナビスコカップで1得点のみ。『武者修行』の成果を見せるのが今季のテーマだ。「もちろんゴールが欲しい。でも、勝ちたい。とにかく勝ちたい」。がむしゃらな気持ちとプレーがかみ合ったとき、チームが勝利に近づく。
C大阪はリーグ戦無敗で3位と好調だ。爆発的に得点を重ねているわけではないが、要所できっちりとゴールを決めている。
中央でのコンビネーションのほか、開幕の新潟戦で扇原貴宏のロングフィードから柿谷曜一朗が裏を取って決めたように、長いボールも効率よく使う。
今節はFW南野拓実に代わって、ブランコが中盤で起用されそうだ。トップのエジノとの連係がスムーズにできるようなら、攻撃のオプションが増えることになる。
きっかけをつかみたい新潟と、好調を持続したいC大阪。開幕時よりも質の上がったプレーを披露することが、結果と今後の勢いにつながる。
以上
2013.04.02 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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