開幕2連勝で首位に立つ神戸が札幌を迎え撃つ今節。神戸はvs札幌戦で過去3試合負け無しの相性の良さを見せているものの、共にJ1からの降格組の対戦は一筋縄ではいかないはず。とはいえ、勝てば神戸の強さが“本物”であることを証明できる一番。次節の京都戦も見据えると、ここで完全に勢いに乗りたいところだ。
だが、今季の札幌は難敵と言っていい。石崎前監督の元で築いてきた激しいプレッシングスタイルに加え、財前恵一新監督の目指すポゼッションサッカーがプラス。また、財前監督をはじめ、31選手中17人が北海道出身という地元愛の高いメンバーで構成され、かなり一体感のあるチームとなっている。
中でもユース出身のMF古田寛幸とMF神田夢実の若い両サイドアタッカーは勢いがある。開幕の千葉戦で決勝ゴールを挙げたトップ下の内村圭宏を含む3シャドーは、J2でもトップクラスだろう。前節では栃木に敗れたものの、ゲーム内容では圧倒。決定力不足という悩みはあるが、かなり魅力的なMF陣だ。
また、1トップにキープ力のある前田俊介が入ると大きくオフェンスのリズムが変わる点も面白い。河合竜二、上里一将のダブルボランチからトップにタテパスが入った後、2列目の3人が裏を狙う動きには神戸DF陣も警戒が必要だろう。
とはいえ、神戸の安達亮監督は札幌について「昨季と大きくメンバーが変わっていないですし、イメージはある。選手たちも昨季J1で戦った感触を身体で覚えていると思う」と、いいイメージがある様子。前節の岐阜戦では田代有三の2ゴールを含む4得点を奪った勢いもある。しかも、橋本英郎が「2連勝はしたけど、勝ち慣れているとまでは言えない。そういう意味で、この札幌と来週の京都戦はかなり大事な試合」と話すように、チームに気の弛みはない。徳島戦や岐阜戦のように先制点を奪い、ゲームの主導権を握れれば、自ずと結果は付いてくるだろう。
それを踏まえた上でポイントを挙げるなら、やはり神戸の守備だろう。特に岩波拓也、イ・グァンソンの裏のカバーリング。GK山本海人も「内村選手が抜けて来た時に、センターバックが行くのか、自分が当たるのかをはっきりと試合中にコーチングしていきたい」と、このエリアを警戒する。
田代をはじめ、小川慶治朗、ポポなど神戸のアタッカー陣が当たっているだけに、3試合連続無失点を守れるかどうかが、神戸の開幕3連勝のカギを握っていると言えそうだ。
以上
2013.03.16 Reported by 白井邦彦
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