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【J2:第1節 岡山 vs 長崎】プレビュー:J加入初年の長崎をホーム・カンスタに迎え、岡山もハードワークという原点に立ち返り、挑み戦う開幕戦。(13.03.03)

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2013シーズン開幕戦、岡山がホーム・kankoスタジアム(通称カンスタ)に迎える対戦相手は、長崎。J加入初年のチームを迎える一戦は、J2で5年目を迎える岡山にとって、ハードワークという原点に立ち戻れる機会でもある。

昨年の長崎は、JFLで最少失点を誇り、リーグ戦中盤から首位の座を譲ることなく優勝を決めた。今年から新たに、地元・長崎出身で、昨年まで熊本で指揮を執っていた高木琢也氏が監督に就任。即戦力として岐阜で10得点を挙げたFW佐藤洸一、町田でプレーした19歳のMF幸野志有人をはじめ、Jリーグでプレー経験豊富なDF高杉亮太、DF山口貴弘ら10選手がチームに加わっている。

長崎は島原市、雲仙市国見でキャンプを行い、大分、北九州(2試合)、横浜FM、栃木、町田、C大阪、札幌とトレーニングマッチを行ったほか、「島原がまだすリーグ2013」で福岡、福岡大学と対戦。札幌と北九州(2戦目)に敗れたほかは無敗でキャンプを終えている。高木監督が掲げた今季の目標、「最低でもJ2残留」のための、負けないリーグ戦の第一歩が始まっているようだ。

岡山は、「生きるか死ぬか、というところがあった」(FW荒田智之)というハードな小豆島キャンプを皮切りに、攻守ともに「質の向上」を目指すキャンプを行った。宮崎キャンプでは、G大阪、U-17日本代表、徳島、横浜FC、Kリーグ蔚山現代とトレーニングマッチを行い、様々なコンビネーションを試している。仕上げも終えた今、選手たちの表情は明るい。「練習試合の中で得た課題を修正し、克服していけた。ある程度やれる、これでいける、という気持ちでキャンプを終えられたことは、チームとしてすごいプラスだと思う」とDF竹田忠嗣。

「キャンプ中はほぼ全員が90分間のゲームをしんどい中でやり、しっかり自分を追い込めた。今、開幕が楽しみなところまで仕上がっていると思う」とGK中林洋次。もちろん厳しい思いも入り交じる。MF仙石廉はこう話す、「チームのスタンダードは高まっている。でもそれだけでは足りない。もっとレベルの高いチームになるために1日の練習を積み上げていきたい」。

岡山と長崎は同じ3-4-3のフォーメーションを採用。長崎はトップに佐藤洸一、シャドーに幸野志有人と、5年ぶりにJの舞台に立つFW神崎大輔が予想される。岐阜で09〜11年、佐藤と一緒だった岡山のFW押谷祐樹は、「特別意識することはない。どちらがたくさん点を取れるかくらい」。また、「僕が開幕戦に出て、取れるのが一番。早く取りたいですね、1点目は。そしたら2点3点いけると思う」と話す。

このゲーム、昨年リーグで2番目に失点の少なかった岡山と、昨年JFL最少失点で、今季も堅守に重きを置く長崎との対決でもある。見どころのひとつは、相手の固い守備を抜け出すアイデアと勇気だ。フォーメーションがぶつかる点と開幕戦独特の難しさに打ち克つため、影山雅永監督は「走り負けない、球際で負けない、という部分で上回る」と話す。MF千明聖典は、「堅くなると、『いつもならここを通すのに、ちょっと怖くて…』という気持ちが出るかもしれない。そういう時、大事にしたいのはハードワーク。長崎は初戦で勢いがあるはず。負けない勢いで入っていきたい」。原点に戻る岡山と、初陣の勢いで挑んでくる長崎。ともに新たな歴史の1ページにふさわしい好ゲームを期待したい。

以上

2013.03.02 Reported by 尾原千明
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