・2月26日(火)広州 vs 浦和 @広州 21:00
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2010年頭には、過去の八百長問題発覚によるペナルティで甲級リーグ(2部リーグ)に降格するも同年に2部リーグ優勝により1シーズンでの超級リーグ(1部リーグ)昇格を果たす。翌2011年シーズンには、クラブ初の1部リーグ優勝という成績で、ACL出場権を獲得。2012年シーズンからは2006年FIFAワールドカップドイツ大会でイタリア代表を優勝に導いたマルチェロ・リッピ氏が監督に就任。自身、イタリア国外のチームの指揮を執るのは初めてとなるも、リーグ2連覇という偉業を達成。中国サッカー協会杯(FAカップ)でも優勝を果たし、目下中国国内最強チームといえる。
ACL初出場となった前回大会では、Jリーグ王者柏レイソルやFC東京に勝利するも準々決勝で、サウジアラビアのアル・イテハドに敗れ、悔しい結果となった。FC東京戦でゴールを決めるなど活躍したブラジル出身長身FWクレオが柏レイソルに期限付き移籍をしており得点力低下が懸念される今回大会、新加入の100メートル10秒32の快速MFエウケソン(ブラジル)がどこまでクレオの穴を補えるかがポイントとなる。
チームの層は非常に厚く、ポジション争いが更に活性化される中、ドイツ・ブンデスリーガのドルトムントで活躍した、パラグアイ代表FWルーカス・バリオスや、アルゼンチン出身MFダリオ・コンカの外国籍選手を中心とした戦術となることは必至。国内選手も2007年にオランダ・エールディヴィジのPSVアイントホーフェンで中国人選手初となるUEFAチャンピオンズリーグ出場を果たしたDF孫祥(Sun Xinag)をはじめ、2009年スコティッシュ・プレミアリーグのセルティックFCでプレーし、現在チームではキャプテンを務めるMF鄭智(Zheng Zhi)など11人の中国代表候補が名を連ねる。
フォーメーションは4-2-3-1をベースとしており、高い位置からのプレスでボールを奪いゴールに繋げる他、個々の能力が非常に高いため、サイドからも真ん中からも崩すことが出来る。また、昨シーズン51得点とリーグトップの得点力を誇るだけでなく、ディフェンスにおいても前述の孫祥を中心に非常に均衡が取れており攻守共に現状では穴が見当たらない。
初戦の浦和レッズ戦はホームということもあり、とても重要な一戦といえる。浦和は前線の厚みが特徴的で韓国出身DFキム・ヨングォンやDF孫祥に対して、数的優位を作り、余った選手に柏木陽介がパスを通すというパターンが上手く機能するかがキーとなる。
中国クラブでACL制覇が最も期待できるだけに、元アジア覇者である浦和レッズ、2011年度準優勝の全北現代モータースとの戦いは「個」のレベルだけでなく、中国サッカーを披露する最高の舞台となる。
【注目選手】
FW ルーカス・バリオス
2010年FIFAワールドカップ南アフリカ大会ではパラグアイ代表の主将を務め、パラグアイ初のベスト8進出に貢献した。2009年から2012年まではドイツ・ドルトムントに在籍し、攻撃の要としてチームのブンデスリーガ制覇(2011−2012)に貢献。
プレーでは188センチの長身とジャンプ力を活かした空中戦に長けているだけでなく、足元の技術も非常に高く、両足でゴールを狙えるストライカー。ポストプレーやスペースへの動き出しなど周囲の選手を活かすプレーも得意とする脅威の存在。中国サッカー史上3番目の高年俸で獲得した選手だけに、クラブからの期待も大きい。
MF 鄭智(Zheng Zhi)
2009年にスコットランドのセルティックFCでプレー。2004年以来、中国代表でもプレーしており、クラブ、代表共に主将を務めている。元々DFだったこともあり、高い守備力を備えている他、フィジカルもとても強い。
また、ポジションはセンターハーフだが、シャドーストライカーとして前線で起点を作ることもでき、両足共にその技術は非常に高い。新加入のエウケソンをはじめチームをどう牽引していくか注目したい。
以上
Reported by 蹴揚康修(OCEANS)
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