★2013シーズン始動!ニューカマー・レコメンド
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2013シーズン、愛媛からJ1の舞台へとステップアップを果たした選手は2人いる。1人は鹿島に移籍した前野貴徳で、もう1人が清水に移籍することになった内田健太だ。いずれも愛媛が誇る左サイドのアタッカーということで、その2人が一気にいなくなってしまうことはチームにとって痛手。しかし、J2で下位に甘んじたチームからオリジナル10の名門クラブに移籍することは誇らしいことで、その活躍が楽しみでもある。今シーズンは愛媛のサポーターにとっても、J1の試合をチェックする楽しみが増えたことは間違いない。
こうして愛媛の関係者にとっても目が離せない内田だが、一言で言えば彼は左サイドのスペシャリスト。ピッチ上に彼のプレーエリアを赤で色付けするなら、左サイドの最後尾から最前列まで真っ赤に染まるタイプの選手だ。ただ、バルバリッチ前監督の体制では4バックを採用することが多かった愛媛。当初、その左サイドバックは前野のポジションだった。一方で、指揮官から攻撃のセンスを買われた内田は、中盤のアウトサイドだけでなく2トップの一角を担うなど、より攻撃的なポジションで起用されてきた。2011シーズンの内田はその状況の中、自身の攻撃能力に磨きをかけた。もともとガツガツと前に進んでいく、攻撃が好きな選手だが「ペナルティエリアに近づいたら、最後に必要なものは個の力。局面を打開する力を身につけたい」と、FWとしてより貪欲にゴールに向かう姿勢を身につけた。
しかし2012シーズン、選手それぞれの適正を再考したバルバリッチ監督は前野と内田の位置を入れ替えた。前野を1列上げてサイドハーフに、そして内田をサイドバックに下げるとその起用が的中。ドリブルでカットインする前野のスペースを内田が駆け上がり、愛媛は左サイドから厚みのある攻撃を展開した。もともと2009シーズンの途中、広島から期限付き移籍で愛媛にやってきた時は、左サイドバックの戦力としても考えられていた内田。前線でプレーした経験を糧に、再び任されたサイドバックのポジションでも攻撃の能力を見せつけ、守備でも安定感を増したプレーで成長の跡を示した。
また、内田の魅力はセットプレーとロングスローにもある。特に愛媛のサポーターにとっては、フリーキックが印象深い。本人にとっても「自分のサッカー人生の中でも記憶に残るゴール」と自画自賛するのが2010シーズン、徳島戦でのフリーキック。愛媛に四国ダービーでの勝利をもたらした左足の強烈な弾丸シュートだ。かと思えば、昨季の京都戦ではペナルティエリア右45度から、ファーサイドを狙った技ありのフリーキックも決めて見せた。今季はJ1の舞台でトライすることになるが、そのプレーがどこまで通用するか楽しみな選手。まだまだ伸びる若武者だ。広島育ち、愛媛経由といえば高萩洋次郎(広島)や森脇良太(浦和)ら先輩との対戦も見物で、2011シーズンは共に愛媛で戦った齋藤学(横浜FM)とのマッチアップも楽しみ。J2の厳しい環境を経験し、更に高みを目指す若い力が今シーズンもJ1の魅力を一層引き立ててくれるだろう。
以上
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★新シーズンの開幕を告げる大会が今年も!★
FUJI XEROX SUPER CUP 2013
2013年2月23日(土)13:35キックオフ/国立
サンフレッチェ広島 vs 柏レイソル
チケット好評発売中!
2013.02.10 Reported by 近藤義博
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