「2013年の新体制発表会にたくさんの皆様方にお集まりいただき、心より御礼申し上げます。毎年のことですが、この会場のキャパが1600人ということで多くの方々が入場出来ないということは申し訳ない気持ちでいっぱいですが、本年よりも新しい取り組みとしてインターネットで同時刻の映像配信をさせていただいております。この会場は皆様と非常に距離が近く、選手がこの1年、皆様の熱い思いをいただいて、熱い応援を心に刻み臨めるシーズンにするために、この会場を使わせていただくことを御理解いただきたいと思います。
さて、2012年はJリーグ初参戦ということでプロフェッショナルへの変革をスローガンに1年間戦ってまいりました。皆様の温かいご支援をいただき、チームにも良い点と改善点が見つかった1年でした。更なる成長のためにその改善点を直して行きたいと存じます。経営面も当初予定の6億2千万の予算に対し、12月末の決算では8億5千円を超えることが出来ました。今後のクラブの成長のために最終的には地域にお返し出来るように経営に務めてまいりたいと思います。
いよいよ2年目の真価が問われるシーズンになります。先日の練習初日に選手・スタッフに3つのことをお話しました。
まず1つ目は、安全で快適なスタジアムでサポーターの皆様に素晴らしいゲームを見ていただき、夢や希望、感動を与えられるチームになろうということです。昨年は最後まで走り抜き、諦めない姿を皆様にお見せすることが出来、その結果1試合平均9531人という大きな成果を挙げることが出来ました。フェアプレーポイントについても22チーム中4位ということで、退場者を出すことがありませんでした。フェアプレーに関しては自分自身の意思で出来る部分であると考えますので、本年は昨年J1優勝しました広島のようにフェアプレーポイント1位を目指して、更に頑張ってほしいと思います。
2つ目は地域の子供たちにサッカーの普及とともに人間的にも成長出来るような育成システムを確立し、トップチームに輩出することで更に地域の皆様から応援してもらえるクラブを創造することでございます。昨年末、ユース監督に岸野靖之監督が就任することを発表させていただきました。そして長野県のサッカー界に精通している方をアカデミーダイレクターに迎えて育成に力を入れると考えております。しかしながら、まだまだ練習場の確保や寮の問題などの整備をしなければいけません。本年は一歩ずつではございますが、まずは育成の選手そしてトップチームの若手選手の寮の取得について動き出したいと思っています。
3つ目はクラブの発展が地域の誇りであると言われるように、街づくり人づくり未来づくりに貢献出来るクラブを目指してまいります。昨年は様々な場面で地域貢献活動を重ねてまいりましたが、本年は更に多くの皆様と接することをしていきたいと思いますし、選手がこの地域において皆さまの憧れの存在となるように自制しながら、皆様の誇りとなれる存在となるように指導をしていきたいと思います。
我々のような親会社のいない地方クラブがビッグクラブとJの舞台で戦っていくには、独創的なことを行っていかないといけないと考えます。その意味でも新しいことにチャレンジする年としてまいりたいと思います。Jリーグ2年目を皆さんとともに最高のシーズンにしたいと思いますので、応援のほどをよろしくお願い致します」
●反町康治監督：
「すごいですね。一糸乱れぬ声援で（場内笑）本当にありがとうございます。ここに集まった選手・スタッフ・壇上に上がっていないマネージャーなど支えられて、私も今シーズンベストを尽くしたいという気持ちは強いです。しかしそうは言っても、まだ我々はJの舞台に立って2年目で、ひよっこの分際です。皆さんの熱い声援が何よりも力になると思います。厳しいシーズンになるでしょう。非常に強いチームが上から落っこちてきました。そうした意味ではやりがいのあるシーズンです。ここにお集まりの皆さん、そして今日はインターネットで全世界に流れているみたいなので（笑）、見ている方々も是非とも熱い声援をよろしくお願い致します。非常に厳しいですが一緒に頑張っていきましょう！よろしくお願いします」
●飯田真輝選手代表：
「僕も3回目になりましたが、毎年こうやって集まっていただいて嬉しいと思いますし、責任も感じます。今シーズンがやっと始まるんだなという気分にさせていただいています。えー……すみません、喋りなれていないもので……。でも、皆さんの声援は試合中に力になります。残念ながら僕が昨年コイントスで負けた結果、後半皆さんの方に攻められなかったこともありますけども（一同笑）、皆さんが心強い声援をくれるので僕たちも頑張れると思います。今年も僕たちと一緒に戦ってください。よろしくお願い致します」
【新加入選手自己紹介】
●岩沼俊介選手：
「コンサドーレ札幌から来ました岩沼俊介です。チームの勝利に貢献出来るように頑張ります。よろしくお願い致します」
●北井佑季選手：
「町田ゼルビアから来た北井佑季です。僕は町田にいた時に2度アルウィンでプレーしたことがありますが、2度とも選手と皆さんが一体となる素晴らしい環境と相手ながら感じていました。その中で早く皆さんと一緒に戦いたいと思っています。今年1年チームのために貢献出来るように頑張りますので、よろしくお願いします」
●川鍋良祐選手：
「はじめまして。松本の雪と寒さに衝撃を受けています（笑）。一試合でも多くチームの勝利に貢献できるように頑張っていきますので応援よろしくお願い致します」
●長沢駿選手：
「長沢駿です。自分のゴールでチームと皆さんを勝利に導けるように頑張りますので応援よろしくお願い致します」
●村山智彦選手：
「SAGAWA SHIGA FCから来ました、背番号21番村山です。新加入なのでどんな奴かわからないと思うので自己紹介を兼ねて一発芸をしたいと思います。お尻を向けてすみません……（短距離走のスタートポーズから）位置についてヨーイ……奈々緒（写真集のポーズで）」
●飯尾竜太朗選手：
「阪南大学から来ました背番号27番、飯尾竜太朗です。アルウィンで活躍する姿を見せたいと思います。松本の飯尾といえば飯尾和也兄さんだと思うので、和也兄さんに負けないように頑張りたいと思います（笑）」
●岩渕良太選手：
「今季明治大学から加入した岩渕良太です。凄いこの雰囲気に飲まれっぱなしなんですけど、早くアルウィンのピッチに立って出来れば自分がゴールを決めて、皆さんと勝利の喜びを一杯分かち合いたいと思います」
●永井堅梧選手：
「三菱養和から来ました永井堅梧です。野澤さん、白井さん、村山さんを超えられるゴールキーパーになりたいと思います。1年間よろしくお願いします」
●蔵田岬平選手：
「はじめまして、関西国際大から来ました蔵田岬平です。1年目から結果を出せるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」
●中村亮太選手：
「中京大から来ました中村亮太です。自分の特徴は前を向いた時の突破力なので、それを出して早く結果を出せるように頑張りますので応援よろしくお願いします」
●吉田眞紀人選手：
「名古屋から来ました、吉田眞紀人です。今年は1点でも多く点を取りたいと思います。応援よろしくお願いします」
●鴇田周作選手：
「明海大学から来ました背番号35番、鴇田周作です。1日でも早くピッチに立てるように頑張ります」
●宮下周歩選手：
「創造学園から来ました宮下周歩です。1日でも早く試合に出られるように頑張りますので応援よろしくお願いします」
●山田満夫選手：
「背番号37番、帯広北高校から来ました山田満夫です。何事も全力で取り組んでチームに貢献したいと思っています。よろしくお願いします」
●和田達也選手：
「はじめまして、大阪の興国高校から来ました和田達也です。皆さんと共に大阪に乗り込んでガンバを倒したいと思います（歓声）。応援よろしくお願いします」
●木部未嵐選手：
「静岡学園から来ました木部未嵐です。自分は昨年夏のインターハイを松本で経験して、その時は90分間戦えないくらい暑さだったんですが、こっちに来てみると辺り真っ白で凄く寒くて環境にビックリしました（笑）。試合になったら今度は自分がビックリするようなプレーを見せたいと思います」
【質疑応答】
Q：船山選手と喜山選手は昨年から背番号が変わられましたが、その背番号を選ばれた経緯とイメージ、今年の抱負を改めてお願いします。
●船山貴之選手：
「経緯は言う必要ないかなと思いますけど（笑）。（背番号10の）イメージは……去年はチアゴとかが着けていたんですけど、10番は凄く重いと思うのでそれに負けないくらいのプレーをしたいと思います」
●喜山康平選手：
「11番にした経緯は、マネージャーだった丸さん（丸山浩平氏）が『11番空いているよ』と言ってくれたんで（笑）、つけたかった番号だったのでつけました。抱負としては攻撃的な選手がつけることが多い番号なので、試合では守備の時間が多くなるかも知れませんが、昨年1点も取れなかったので得点を取れるように頑張りたいと思います」
Q：宮下選手に質問です。去年から強化指定でいらっしゃいますが、改めてこのサポーターの感想と松本のチームで成し遂げたいことを教えてください
●宮下周歩選手：
「サポーターの皆さんは今までいたチームでは感じたことがなくて、大勢の人で威圧感があるというか（笑）、ちょっと足が震えてしまうほどの声援です。自分はルーキーなのでまずは試合に出ることを目標にして、いつか自分が試合に出てJ1に昇格したいと思います」
Q：昨年から在籍されている3選手に、ご自身の今季の具体的な目標を数字で教えてください
●玉林睦実選手：
「目標は1試合でも多く出ることです」
●船山選手：
「数字は言いたくないんですけど、去年が12点だったので今年は12点以上にしたいです」
●塩沢勝吾選手：
「去年はヘディングのゴールが少なかったので、ヘディングの点を多く取りつつ、数字は15点とさせていただきたいと思います」
Q：監督がこのチームで叶えたい夢とは何でしょう？
●反町監督：
「そう言われると困るんですけどね。個人的なものは特にありません。それよりもこのチームがサポーターの皆さんやこの地域に愛されるようなチーム作りを目指して、それを日々努力していきたいと思います」
Q：今年のチームが掲げるテーマ、サッカーとは？
●反町監督：
「大月社長の方からも話が出ましたが、我々のスタイルを明確に持ってやっていくしかないかなと。去年のままで良いかなとは思っていませんし、もっとレベルアップしなければこの厳しいリーグは勝ち残れませんので、良いサッカーをして高い順位に上げる。具体的な話はここでは出来ませんので、是非とも皆さんにも練習試合などに少し足を運んでいただいて試合を見ていただければ。ベストを尽くして頑張ります」
以上
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★新シーズンの開幕を告げる大会が今年も！★
FUJI XEROX SUPER CUP 2013
2013年2月23 日（土）13：35キックオフ／国立
サンフレッチェ広島 vs 柏レイソル
【チケット情報】1月19日（土）10：00より一般販売開始！
