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【第92回天皇杯 準決勝 横浜FM vs 柏】横浜FM側プレビュー:守備を自在に操る2年連続ベスト4の横浜FM。『Wボランチ対決』を制し、元日への道を切り開く!(12.12.28)

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☆柏側のプレビューはこちら!

2大会連続でベスト4進出を果たした横浜F・マリノス。昨年の準決勝では、京都サンガF.C.相手に大黒将志が90+5分に劇的同点弾を奪うも、延長戦の末2−4で敗れた。
「ゴール裏に多くのサポーターが来てくれて、90分で同点に追いつくまでのパワーはもらえたのに、延長で勝ち切る力を見せられなかった。本当に申し訳ないし、悔しい」(栗原勇蔵)
「延長に入る前にもチャンスはあったので、そこで決めていれば元日の決勝に行けたのに…」(大黒)
あの屈辱の日から丸1年。今回こそは、日産FC横浜マリノス時代に木村和司前監督や松永成立現GKコーチらを擁して戴冠を果たした92年度大会以来となる、20年ぶりのファイナリストに名乗りを挙げたい。

そのための準備は、昨年よりも整っている。昨年も、今年と同じく準々決勝で名古屋グランパスにPK勝利を収めたが、当時、中村俊輔は「これが本当に勝つサッカーなのかわからない」(中村俊輔)と、自分たちのサッカーにジレンマを抱えていた。それは、ただ「守って守って頑張るだけ」(中澤佑二)の試合をしていたからではないだろうか。
今年は違う。中村は23日の名古屋戦後、今の守備について独特の言い回しで語る。
「相手の良さを消しつつ、自分たちのサッカーができた。以前だったら、ボールを取れないと『また守備か…』という感じだったけど、いまはそういうのはない。『また守備しましょう!』という粘り強さ、メンタルができている」
要は、オーガナイズされた能動的な守備ができているということなのだろう。今の横浜FMの守備は試合の流れを見極め、前から行くか、引いて守るか、自在に使い分けられるのが強み。それがリーグ戦33節から4戦連続完封を継続中という結果につながっている。

さて、相手の柏レイソルは、連続完封直前の32節に黒星を付けられ、最後に失点を許した相手である。1−2で敗れた。だが、今回はその試合で決勝点を叩き込んだ、レアンドロ ドミンゲスが出場停止で不在。逆に今回、負傷明けの齋藤学の復帰が予想されており、追い風が吹く。

確かに柏は今回、エースがいない。ただ、以前、小林祐三は古巣に対して「僕の中では、柏はあの2人のチームだと思っている」と言っていた。「あの2人」とはダブルボランチの栗澤僚一、大谷秀和だ。確かに2人が黒子として、攻守を巧みに繋いでいる印象を受ける。今回はレアンドロ ドミンゲの決定力を欠く中で、彼らとの主導権争いが、試合の焦点になるのではないか。
だが、対する横浜FMのダブルボランチ、富澤清太郎と中町公祐も彼らに負けない実力をもつ。特に中町はプレーメーカーとして、4回戦の浦和レッズ戦、先の名古屋戦と好調をキープ。中村へのマークが厳しい時でも、元々、司令塔出身の彼の高い技術とセンスによって、攻撃を展開するケースが増えている。
今季、福岡から加入した背番号8が、“セカンド司令塔”として輝けば、横浜FMが、元日の舞台に立てる確率は上がるはずだ。

以上

2012.12.28 Reported by 小林智明(インサイド)
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