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【J2:第28節 千葉 vs 町田】プレビュー:守備にしぶとさが出てきた町田から先制点を奪いたい千葉。そのために必要なのは攻撃のアイデアと決定機を確実にモノにする力。(12.08.12)

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栃木と対戦した前節(第27節)はスコアレスドローに終わり、J1自動昇格圏の2位から圏外の4位に後退した千葉。栃木の決定機というピンチの場面で相手のシュートミスや千葉のGK櫛野亮の好守に救われた一方で、攻撃のアイデアやシュートの精度の不足もあって最後まで栃木の堅守を崩せなかった。激しいJ1昇格争いから脱落しないためにはまず今節の勝利が、そしてJ1昇格争いから抜け出すためには今節からの連勝が必要不可欠だ。

前節について、千葉の木山隆之監督は8月10日の練習後に「クロスなど攻撃で選手が工夫しようとしているのは分かるし、得点機は作れている。今季、ウチが苦労した試合では、相手よりも先にあったウチの決定機を決めていない。得点機を多く作ることも必要だけど、決定機で集中力高く確実に決めることが必要」と話した。また、特に今節に向けてではないが、8月10日の練習の終盤には通常の半分のピッチで紅白戦を行い、スペースがなく球際が激しい中で守備の選手の間に入って行ってフィニッシュに持ち込む練習をした。

町田は、前節の北九州戦で試合開始2分にFW鈴木崇文のゴールで先制したものの、後半に退場者が出て数的不利になった相手の猛攻を受けて失点し、1−1で引き分け。第11節横浜FC戦を4−2で勝って以来、16試合勝利なし(5分11敗)で最下位と苦しんでいる。前回対戦(第14節)は千葉が6−1(得点者は千葉がMF田中佑昌=3得点、FW藤田祥史=2得点、FW深井正樹、町田はFW平本一樹)と大勝したが、前半は町田のポゼッションサッカーに千葉の守備がうまく機能しなかった。苦しい状況下で前半に見事なシュートで2点取れたことが奏功し、後半は町田の4バックの高いラインの背後のスペースを突く攻撃がハマった試合だった。

だが、あの当時と今とでは町田は違うチームになり、木山監督も「町田は3バックにシステムが変わったし、ボランチだったMFコリン・マーシャルが前目のポジションになって、しっかりした守備をするMF太田康介がアンカーに入ったりしている。守備にしぶとさや球際の激しさが出てきて簡単な相手ではない」と警戒する。町田は、中心選手のDF津田和樹が負傷欠場中の守備陣に東京Vや磐田で実績を残したDFイ・ガンジンを補強。さらに、ボールキープ力と積極果敢な守備が光るMF幸野志有人を獲得して戦力アップを図る。

前節の町田のゴールシーンでは、コリン・マーシャルが入れた縦パスを平本がボールキープして鈴木にラストパスを出した。アカデミー時代から能力を認め合う仲の千葉のMF佐藤勇人は「(平本)一樹はボールを持てるし、前を向いたらドリブルで仕掛けられる。一樹にいいボールを入れさせないことが必要だし、入ってしまったら一樹をしっかり挟み込んでボールを奪いたい。セットプレーで簡単に失点しないことも必要」と話した。前節はボールの失い方が悪いためカウンター攻撃を受けたが、町田は強烈なミドルシュートを打つコリン・マーシャルやFWドラガン・ディミッチがいるだけに、ペナルティエリア前でのボールロストは危険だ。また、佐藤勇は攻撃面について「攻撃はアイデアが必要だし、時にはリスクを冒して後ろから1人、2人と前に上がって相手の守備のバランスを崩したい。跳ね返されたらセカンドボールを拾って粘り強く攻めたいし、サイドをわざと使わずに中央でシュートを打つことも必要だと思う」と話し、得点への強い意欲を見せた。「前回対戦は参考にならないし、相手のことも関係ない。ウチがやるべきことをしっかりやって、勝点3を取らないといけない」という佐藤勇の思いはチーム全体の思いだ。前節は取れなかった『1点』を先に奪い、チームに自信と勢いをもたらす勝利を獲得したい。

以上

2012.08.11 Reported by 赤沼圭子
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