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【J1:第20節 G大阪 vs 大宮】レポート:G大阪が5試合ぶりの白星。下位戦線の直接対決に敗れた大宮は16位に順位を落とす(12.08.05)

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完全にガンバ大阪がペースを握った前半だった。全体をコンパクトに保ちながらボールを動かして前線へと運び、ゴールを目指す。特に、この日が4月28日以来、約3カ月ぶりのJ1リーグ出場となるDF加地亮が圧巻のパフォーマンス。DFラインに安定をもたらしつつ、攻撃においてもその果敢な攻め上がりからチャンスを見出す。ここ最近は左サイドに偏りつつあった攻撃に幅が見られ、テンポよく試合が進んでいった。この日、今季初めて2トップを組んだFWレアンドロとFWパウリーニョについては、やや連携にスムーズさを欠いたところも見られたものの、お互いの距離を近くに意識ながらゴールを目指す姿勢がうかがえる。ただゴールがなかなか決まらない。10分には右サイドのMF二川孝広からの展開をゴール前中央でMF倉田秋が胸トラップで落とし、FWパウリーニョが詰めるもゴール右へ。更にその直後にもMF遠藤保仁、MF倉田と流れるようにパスを繋ぎ、最後はFWレアンドロがシュートを狙うがこれは右ポストを叩く。

G大阪に完全にゲームを支配された大宮は、立ち上がりから防戦一方の展開。G大阪の激しいプレスの前に、サイドを使った攻撃にも精度を欠き、個のパスミスも目立つなど、思うように前線にボールを運べない時間帯が続く。そうした苦しい前半を物語るかのようにシュートはわずかに1本。それも前半アディショナルタイムにMF青木拓矢が遠目から放ったロングシュートのみと、バイタルエリアには全く切り込んでいけないまま前半を終える。

前半の展開からG大阪が再び攻勢に試合を進めるかと思われた後半だったが、立ち上がりから前がかりに入った大宮に翻弄され、バタバタとした展開に。加えて、中盤のポジショニングでバランスを崩したところを突かれ、52分には大宮が先制点。MFチョ・ヨンチョルのパスを受けたFW長谷川悠がG大阪DFの守備をかわして、左足でゴール左隅に決める。
前半の展開からしても、まさかの先制点を奪われたG大阪だったが、慌てることはなかった。先制を許した展開に松波正信監督がすぐさま動き、FWパウリーニョに代えてFW佐藤晃大を投入すると、そのFW佐藤がいきなり『答え』を出す。まずは64分、スルーパスに反応したFW佐藤がエリア内で大宮GK江角浩司のファウルを誘いPKを得ると、それをFWレアンドロが落ち着いてゴールに収め同点に。一気に万博記念競技場が盛り上がりをみせる中、その直後の65分にはMF二川の絶妙なパスに合わせて走り込んだFWレアンドロが冷静にゴールに収め、逆点に成功する。そして、トドメは71分のMF倉田秋。FW佐藤がゴール前中央から思い切り良く放ったシュートをGK江角が弾き、そのこぼれ球を拾ったMF倉田がドリブルで中に切れ込んで右足で技ありのシュートを決め3-1に。FW佐藤の気持ちの入ったパフォーマンスに引っ張られ、G大阪が一気に大宮を突き放す。

わずか10分間の間に3得点を許した大宮は、逆転を許した直後の66分にMFカルリーニョスに代えてFWズラタンを投入。前線に高さのあるFWを2枚並べてポイントを増やし、なんとか攻撃の糸口を見出そうとするが、相変わらず相手の厳しいプレスの前にミスも多く、思うように攻撃の形を作れない。後半終了間際に、ようやく左サイドのMFチョから送り込まれたグラウンダーのボールにFW長谷川悠が反応するも、ゴールネットは揺らせず。5分ものアディショナルタイムも全くもって反撃の気配が感じられないまま試合終了。G大阪は5試合ぶりの白星を手に。他会場の結果により、16位に転落した大宮との勝点差を3に縮め、降格圏脱出に光を見出した。

以上

2012.08.05 Reported by 高村美砂
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