第24節、25節と2試合連続2-2の引き分け。第23節の熊本戦で0-2の敗戦を喫し、3試合連続2失点はいただけないが、2試合連続2ゴールは、極度の得点力不足にあえぐ岐阜とすれば、非常にいい数字だった。しかし、前節、絶対に負けてはいけない鳥取との下位決戦において、岐阜は0-1の敗戦。この敗戦のショックは非常に大きかった。
今節はまずその敗戦のショックを払しょくし、もう一度攻撃力の上向きを取り返すべく、しっかりと点を取り切って勝つことが重要になってくる。対する福岡は岐阜より順位は上だが、チーム状態は岐阜より悪いかもしれない。第23節の徳島戦から泥沼の4連敗。しかも1-3、1-3、2-4、0-3と守備陣が大きく崩れている。前節の草津戦は、自分達のミスから崩れ完敗。岐阜同様にこのショックを払しょくし、連敗を食い止めるためにも、点を取り切って勝つことが重要だ。
この試合で大事なのは、いかにミスを減らせるかにある。岐阜も福岡も、正直明確な得点の形を持っているわけではない。岐阜の場合は新加入のアブダの個人突破か、染矢一樹のサイド突破からのクロス。それほどバリエーションがあるわけではない。福岡も城後寿と成岡翔の両サイドでのボールの収まりが悪く、なかなかテンポアップした攻撃が展開できない。前線の坂田大輔のスピード、ボランチの鈴木惇の展開力を生かし、裏を狙った攻撃をしてくるが、波状攻撃と言うわけではない。
そうなると双方がいかにミスを減らせるか。ミスによる失点を先にしてしまうと、非常に苦しくなる。特に岐阜は守備からリズムを作るチームなので、これだけは絶対に避けたい。ただ、守備はそこまで大崩れしない状況になってきているし、攻撃も前述したようにバリエーションこそ少ないが、アブダという個で打開できる選手が増えたのは朗報だ。大事なのは彼の突破力をいかに生かすか。個で突っかけて行ったときに、周りが相応の距離間やフリーランニングでスペースを作ってあげられるか。そしてひっかかったときにはセカンドボールを拾った場合でも、DFを引き付けてからパスを受けた場合でも、手薄になったサイドに展開して、前にボールを運べるか。チームとしてアブダや染矢など個の力を生かせるようになれば、攻撃力はグンと向上するだろう。
共に絶対に勝ちたい一戦。岐阜はホームで勝ち切るサッカーを披露できるか。福岡はアウェイの地で連敗を食い止められるか。いずれにせよ、夏休みで多くの子供たちや家族、サポーターが見に来てくれる試合で、手に汗握るような熱戦を繰り広げてほしい。決してミスで決まってしまうような試合は見たくはない。
以上
2012.08.03 Reported by 安藤隆人
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