夏祭りの季節がやってきた。F東京と新潟との一戦は「2012FC東京夏まつりpresented by 東京ガスライフバル」と題し、毎年恒例となっているハーフタイムの打ち上げ花火などイベントが目白押し。もちろんメインイベントはピッチ上で繰り広げられる戦いだ。
前回の対戦はJ1第10節、F東京が2−0で勝利を飾った。新潟の攻撃をシュート3本に抑え込んで圧倒した。ただし、そのときの印象は忘れたほうがいい。ポポヴィッチ監督も「前回対戦したときとはまったく別のチームだと言っていいだろう。オーガナイズされていて規律も植えつけられている。非常にコンパクトで、前回対戦したときもいいチームだったが、さらに磨きが掛かっている」と言い、警戒を強める。
新潟は現在J1リーグ16位に沈むものの、ここ数試合はねばり強く戦って降格圏脱出もすぐ目の前まで迫ってきている。今節はU-23日本代表のDF鈴木大輔を欠くという不安要素もあるが、柳下正明監督へ交代後は、リーグ5試合で2失点と守備の再構築に成功。リーグワーストの10得点という得点力不足も、ミシェウ、ブルーノ ロペス、アラン ミネイロ、田中亜土夢らが絡むショートカウンターは鋭さが増しているだけに、中盤での一瞬の隙が即失点につながる恐れもある。ポゼッション志向の強いF東京は、中盤でのボールロストを極力減らすことが勝利への近道となる。
F東京はけが人続出で苦しんできたが、MF石川直宏が25日のヤマザキナビスコカップ準々決勝第1戦の仙台戦で復帰し、FWエジミウソン、特別指定のMF三田啓貴ら新戦力も加わった。さらに、MF梶山陽平が今節からベンチ入りを果たす。羽生直剛もリハビリを開始し、ここにきて戦力が整いつつある。徳永悠平、権田修一がロンドン五輪でチームを離れてはいるが、この朗報に指揮官は「全員がいいプレーをするきっかけにもなる。これで競争も激しくなるし、そのおかげで選手のミスは確実に減るはずだよ」と、頬を緩ませた。11対11のゲームができなかった代わりに、数週間は両サイドを消した中央の狭いエリアでのパスワークに磨きをかけてきた。その効果を今節で示したいところだ。
また、新加入のエジミウソンにとっては、04年に初来日して多くの時間を過ごした古巣との一戦となる。エジミウソンは「たくさんのよき思い出があるし、本当に新潟には感謝している。でも、今はF東京のユニフォームを着ている以上はF東京の勝利に貢献したい」と語り、味スタでのホームデビュー戦に備えた。
夏祭りは、メインイベントが盛り上がらないとつまらない。夜空に打ち上がる花火よりも鮮やかにゴールネットを揺らす好ゲームを。F東京がロンドン五輪の寝不足を解消するほどのどでかい花火を味スタに打ち上げる。
以上
2012.07.27 Reported by 馬場康平
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