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ルヴァン 準々決勝 第1戦
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【J2:第25節 大分 vs 岐阜】プレビュー:大分がホームに岐阜を迎えての一戦。昇格、残留、目標は違えど、勝点3への思いは同じ(12.07.22)

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一週で首位陥落となった大分は6位に転落。順位は大きく変動したが、首位の千葉とは勝点差は2と僅か。今節ホームに19位の岐阜を迎えるわけだが、この一戦で勝点をとりこぼすようだと、今後の戦いに向けて大きな不安が膨らむ。なんとしても勝利が欲しいところだ。一方、ここのところ勝利から見放されている感のある岐阜にとっても、白星を奪取したい思いは同じ。最近の試合では守備が安定し復調の気配を見せているだけに、この試合でも自信を持った戦い方を展開できるだろう。
 
前節の湘南戦で4失点した大分は、守備陣の建て直しが急務かと思っていたが、「自分たちがやるべきことをやればいい」と湘南戦の映像をラインコントロールやアプローチのカバーリングなど細部まで確認はしたが、今週も攻撃の構築に時間を費やした。「攻撃の練習をしていると、守備のレベルも上がる。いい攻撃をするにはいい守備をしなければいけないし、攻撃のことばっかり言っているが、守備はやられたくないから練習になる」と田坂和昭監督は相乗効果を狙っている。

22節の富山戦から攻撃に主軸に置いた練習が増え、その成果はフィニッシュの数に現れ、“得点の匂い”といった感覚的な部分でも感じ取れるようになった。今節ゴールが決まれば、チームのJ2通算400のメモリアルゴールとなる。連続得点でチームトップ9得点の森島康仁に、2試合ぶりの復帰となる8得点の三平和司あたりが最有力候補だろう。だが、大分銀行ドーム(当時ビッグアイ)のこけら落としの初ゴール、J1ホーム通算100ゴール、さらにはクラブ初タイトルとなったヤマザキナビスコカップ決勝での先制点、クラブ初の公式国際大会で初勝利を挙げたパンパシフィック選手権での山東魯能泰山戦での先制点と“メモリアル男”高松大樹への期待も高まる。誰が得点するか予想するのも楽しいが、狙いとする攻撃の形で崩し、得点できれば言うことない。

対する岐阜は、ベテラン服部年宏を中心にボランチからディフェンスラインまで守備意識が高く完封勝利を狙っているはずだ。前節の富山戦では前線のメンバーの配置替えが功を奏し、開幕戦以来の複数得点を記録。「井上がトップ下から走るし、樋口はいいところで受けて、タイミング良くシュートを打っている。染谷の突破も警戒しなければいけない」と田坂監督が警戒する個性あるタレントが大分の守備陣を翻弄すれば勝利はぐっと近づくはずだ。

順位に大きな開きがあるものの、J1昇格を狙う大分と当面は残留を目指す岐阜、両者のモチベーションには大きな差はない。激戦必至だ。

以上


2012.07.21 Reported by 柚野真也
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