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【J1:第9節 G大阪 vs 名古屋】レポート:好調・永井の2ゴールで名古屋が先行するも、G大阪も執念の2ゴールで追いつき、ドロー(12.06.28)

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直近のJ1リーグ戦で2試合連続ゴールと好調が続くFW永井謙佑のゴールで2点を先行したのは名古屋グランパス。開始からわずか20分までの間に、サイドからのクロスをFWケネディが落とし、そこにきっちりとFW永井が詰めて枠をとらえる、というシンプルかつ名古屋らしい高さを活かした形で、一気に2点のリードを奪い取る。

ガンバ大阪としては警戒していたはずの形で2点を失ったことで、名古屋のワンサイドゲームになるかと思われたが、右肩上がりに調子を上げているG大阪がホームの地で黙っているはずはない。2点のリードにも焦ることなく、きっちりとボールを保持しながらパスを繋ぎ、幾度となく相手ゴールに詰め寄る。その姿勢がゴールに結びついたのが25分。左コーナーキックの展開から、ゴール前の混戦でMF倉田秋の放ったシュートが相手DFに当たり、こぼれたボールを拾ったMF武井択也がダイレクトで前線に放り込むとDF中澤聡太がヘディングでゴールネットを揺らす。
「前半のうちに1点を返せたのが非常に大きかった(G大阪/松波正信監督)」
「中澤選手にゴールを決められたことでペースを握られた。あのゴールである種の希望をガンバが持った(名古屋/ストイコビッチ監督)」
試合後の会見で両監督が今日の試合におけるキーポイントに挙げていたように、G大阪が挙げたこの1点により、更に流れはG大阪へ。結果的に前半は1−2と名古屋リードで折り返したものの、明らかにG大阪がペースを掴みながら後半の戦いに突入する。

その後半、松波監督が早々に動き、DF内田達也に代えてMF阿部浩之を投入。MF武井択也を右サイドバックに下げて、MF遠藤保仁をボランチへと、選手の配置を代えて勝負に出る。
立ち上がりはG大阪ペース。ボランチにポジションを下げたMF遠藤が攻守に存在感を示しながらボールをうまく散らし、攻撃のリズムを作る。48分にはMF倉田が思い切りの良いミドルシュートを放つが、クロスバー直撃。すかさずMF阿部がこぼれ球に詰めるも相手DFにクリアされゴールならず。更に55分のMF阿部のシュートも、安定したセービングを示していた名古屋の守護神GK楢崎正剛にはじき出されてしまう。

対する名古屋は、立ち上がりこそ押し込まれる時間が続いたものの50分を過ぎたあたりから徐々に応戦。54分にはDF阿部翔平のクロスに合わせてFW金崎夢生がドンピシャのヘッドを放つも、これもクロスバーを直撃。61分にも再び右サイドからの展開から送り込まれたクロスに、FWケネディがニアに飛び込み右足を伸ばすが、これはゴール右へとそれてしまう。

お互いに攻守がめまぐるしく入れ替わる譲らない緊迫した試合展開の中、待望の『ゴール』を突き刺したのは、この日が32回目の誕生日となるG大阪のMF二川孝広だった。MF阿部の強烈なミドルシュートがまたしても、名古屋GK楢崎の素晴らしいセービングに阻まれた直後の73分。右コーナーキックの展開からこぼれたボールにFW佐藤晃大が体勢を崩しながらもなんとか足を伸ばしてパスを送ると、詰めたMF二川が右足を豪快に振り抜き、ゴール。「ゲームの中で違いを魅せられる選手」と松波監督も信頼を置くベテランのスペシャルな一撃でG大阪が試合を振り出しに戻す。

以降2−2になってからの残り約20分間は、両者ともに得点が欲しいが故に前がかりに試合を運び、それによってカウンターにさらされるという緊迫した展開に。その中では名古屋はMFダニルソンが、G大阪はMF武井が一度ずつビッグチャンスを得るが、ともにゴールには結びつけることができず。2−2で試合を終えた。

以上

2012.06.28 Reported by 高村美砂
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