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ルヴァン 準々決勝 第1戦
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【J1:第9節 G大阪 vs 名古屋】プレビュー:調子をあげてきたチーム同士の対戦。G大阪は今季2度目の連勝を狙う。(12.06.26)

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ACL出場のため未消化となっていたJ1リーグ第9節が27日、開催される。今回はACLに出場したチーム同士の対決。ガンバ大阪はホームに名古屋グランパスを迎えての一戦となる。

松波正信氏の新監督就任後、4月22日の清水戦で勝利してからは長らく白星から遠ざかっていたG大阪だが、前節、アウェイでのコンサドーレ札幌戦は最下位の相手から今季最多となる4ゴールを奪い取る中で今季初の完封勝利。しかもここ数試合、決定力不足が否めなかった中で、FWパウリーニョやMF倉田秋をはじめ、MF遠藤保仁によるフリーキック弾やアディショナルタイムでのMF武井択也のゴールと、これまでなかなかゴールが遠かった攻撃陣がきっちりと得点を挙げた。更に今季初の『完封勝利』を挙げられたことは、チームを勢いづける要素になったと言っていい。ただ「ここからいい流れを引き寄せるためには次の試合が大事」だとMF遠藤が気を引き締めるように、今の3勝3分8敗の16位という成績は当然ながら、決して楽観視できるものではない。降格圏を脱出することはもちろん、例年のように上位争いに食い込んでいくには、まだまだ白星が必要であることは周知の事実だ。であるからこそ、今節、求められるのは勝点3。今週末の柏レイソル戦も含めて、2試合続けてホームで戦えるというプラス材料も味方につけ、『連勝』で巻き返しの狼煙を上げたい。

「選手はみんな高いモチベーションで明日の試合を迎える。もちろん、基本的にどの試合も勝ちたいと思う気持ちがあるように今節でも勝点3を獲りたいと思っている。いい準備をして、前節のようにいい形で入れるよう、まずはそこに集中したい」(MF遠藤)

一つ、残念なのはGK木村敦志の離脱だ。彼がJ1リーグで先発出場するようになった10節の大宮戦以降、一度も勝利していなかったG大阪だが、前節の札幌戦は彼にとってもリーグ戦初勝利に。だが、その翌々日、25日のトレーニング中に負傷(右腓骨遠位端骨折)し、復帰まで約6週の見込みと発表された。彼自身も追い求めていた完封勝利の後、さぁこれからという矢先の離脱だけに残念だが、「GK藤ヶ谷も控えにまわっていた間もしっかり準備していたし、もともと経験もある。心配していない」と松波監督。またGK藤ヶ谷陽介自身も久しぶりの先発出場のチャンスに、前日練習後「シンプルに自分が出場してしっかり仕事をするということころに集中したい」と決意を語った。過去にも数々の大舞台を経験して、チームを最後尾から鼓舞し続けてきた藤ヶ谷のこと。その言葉通り、明日の試合ではようやく上向きになりつつあるチーム状況を更に引き上げてくれるはずだ。

対する名古屋も今季はいまひとつ波に乗り切れていない印象が強かったが、ここにきて、鹿島アントラーズ、ジュビロ磐田戦と今季2度目の連勝。こちらも上昇ムードに乗りつつある。中でも目を見張る好調ぶりを示しているのがFW永井謙佑だ。その鹿島戦では先発出場を果たす中で2ゴール1アシストと名古屋が挙げた3得点全てに絡む活躍をみせると、続く磐田戦でもゴールを挙げチームの勝利に貢献。ストイコビッチ監督からも「成熟を感じさせるサッカーをしている」と評価を得るとともに、彼自身も「自分がしっかりと得点を決めることができれば負けることはないと思っている。どんどん得点を決めてチームに貢献したい」と気を吐いている。本日、ここ2試合離脱していたエースFW玉田圭司が左足首の遊離軟骨の除去手術を行うことが発表され、全治約2ヶ月と診断結果が出たが、今後、名古屋がエース不在の中で勝点を積み上げていくためにもFW永井の活躍はチームにとって必要不可欠となる。おそらくはそれを誰よりもヒシと感じているであろうFW永井の奮起を期待したい。

以上

2012.06.26 Reported by 高村美砂
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