予選リーグ敗退が決まっている両チームの対戦だが、過酷な夏場の戦いを占う上で興味深い一戦となる。横浜FMは前節のJ1リーグ川崎F戦で全治4週間前後の負傷を負った中村俊輔が不在。横浜FMとはいえ、絶対的なゲームメーカーを抜きにした戦い方を追求する試合になりそうだ。
川崎F戦の前半、中村が退場した後の横浜FMは攻撃の起点が定まらず、相手に主導権を握られ続けた。ただ、会見で横浜FM・樋口靖洋監督が「後半に関しては、どこで奪うか、プレッシャーのかけ方、あるいはどこで攻撃の起点を作るかというところで、非常に修正能力を見せてくれたと思います。結果は引き分けで残念だが、修正能力という部分では、手応えを感じます」と述べているように、中村の代わりに入った森谷賢太郎や小野裕二らが攻撃の起点となった。ただ、無得点に終わっていること考えると、この神戸戦はリーグ戦を視野に入れ、さらなる攻撃面の追求が求められそうだ。
一方、リーグ再開後2連勝と好調でヤマザキナビスコカップ予選リーグ最終節を迎える神戸は、FWの都倉賢に注目したい。今季は公式戦でなかなか結果を残せていないものの、練習では目の覚めるようなゴールも連発している。前節の新潟戦後の西野朗監督の会見では「今日は拮抗していて後半勝負だと感じていた。(森岡亮太と)都倉と2枚同時に変えて勝負しようかと思っていたくらい」と名前も挙がっている。実際の試合では試合終了間際に出場したが、西野監督の期待の高さをほのめかすエピソードと言えるだろう。
6月24日に行われた関西学院大との練習試合でも都倉は2ゴールと好調。大久保嘉人が警告累積で欠場する今節、プレータイムが増えそうな都倉にとっては絶好のアピールチャンスになるだろう。何よりチームにとっても大型FWの覚醒は、厳しい夏場を前に攻撃のバリエーションを増やす大きなプラス材料。試合に出場するかどうかはもちろん蓋を開けてみなければ分からないところだが、メディアへの入籍発表後初の公式戦となる都倉の活躍、いやゴールに期待したい。
以上
2012.06.26 Reported by 白井邦彦
J’s GOALニュース
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