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【J1:第14節 新潟 vs 清水】プレビュー:新潟は柳下新監督の初戦、キャプテン本間勲がチームを引き締め、好調・清水に挑む(12.06.15)

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新潟は柳下正明監督就任後の初戦をホームで迎える。アグレッシブをより強調する新監督のスタイルに、キャプテンでボランチの本間勲は「やることが明確になった」とストレートに反応。中盤の要としてチームの意識をより攻撃に向かわせる。対する清水はヤマザキナビスコカップの好調も含め、安定した試合が続いている。リーグ戦では4試合ぶりの勝利を狙う。

新体制の初戦。本間はチームの変化を見逃さなかった。「大きく変わってはいないです。気持ちが前向きになっているのも今まで通りだし」。ただ、その中で「ボールに絡んで行こうという意識が強くなった。1つ1つのパスの精度もみんなが意識している」。アグレッシブで正確なプレー。柳下正明監督が求めるプレーは、全員に浸透している。

本間も「ボールをはたいてもう1回動くことは忘れないようにしている」。練習中、柳下監督はパスを出した後も動くことを、言い続けてきた。本間はそこに集中。動くことで自然と前線に絡むパスは出しやすくなる。細かい部分の修正を自ら果たすことで、チームメイトにも意識付けをうながす構えだ。

「雰囲気はいいですよ。みんな同じ方を向いている」と言う。現在17位とJ2降格圏。ただ、はい上がろうという気持ちは強い。黒崎久志前監督の辞任後、新潟ユースの上野展裕監督が代行を務め、そして6月11日に柳下監督が就任。上野監督代行の下で、プレスを強めた、アグレッシブな戦い方への移行と、気持ちの立て直しが図られた。その土台の上に乗ったのが柳下監督の目指すアクションサッカー。「求められていることをやれば、勝っていける」と本間は感触は得た。

清水戦は、その手応えを形にする最初の場。前線からのプレスと、攻守の切り替えの早さは新潟の特長。「あとは攻守のバランスをしっかり取ること」。セカンドボールを奪ってから的確に味方を走らせる、一方で攻め急ぎ過ぎないよう、横のパスを有効に使う、プレスのかけどころの判断。監督が求める内容に近づけるようチームを仕切る。「そうして勝つことで、本当の意味で雰囲気がよくなる」。リスタートの舵取りに責任と意欲を感じている。
 
清水は中断前までのリーグ戦は直近3試合で2分1敗。ただ、その後に行われたヤマザキナビスコカップ予選リーグでは内容も伴う2連勝。通算成績も5戦全勝・11得点2失点で決勝トーナメント進出を決めた。メンバーの変更はあるが、チーム全体に勢いはある。

特にサイド攻撃と、人数をかけたカウンターは相手の脅威。特に新潟はセットプレーからこぼれ球を拾われてカウンターを受けるケースが多い。隙を突くことで、ゲームの流れを引き寄せられる。大前元紀、高木俊幸ら好調な若手が、自由に走る時間帯が増えれば一気に畳み掛ける力がある。

カウンターの応酬とサイドの攻防において共通して発揮されるストロングポイント。そこを制するかが主導権の奪い合いに直結する。

以上

2012.06.15 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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