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【J2:第18節 栃木 vs 岡山】プレビュー:9位・岡山と10位・栃木の直接対決。栃木はダービー大敗の憂さを晴らし、上位進出の足掛かりとしたい一戦。(12.06.08)

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いよいよ梅雨入り。ただでさえ憂鬱な日常に連敗が重なれば気分は一層沈む。ジメジメした空気に包まれ、不快な日々を送らないためにも、栃木は「前節、水戸に負けた嫌な流れをホームで断ち切りたい」(高木和正)。

北関東ダービーでまさかの大敗(1‐3)を喫した栃木は、今節ホーム“グリスタ”で岡山を迎え撃つ。J2参入同期は影山雅永監督の下、指揮官が志向するスタイルを追求し、着実に力を付けて来ている。「少しずつ成熟している」(松田浩監督)侮れない相手だが、前節の憂さを晴らすためにも快勝したいし、10位・栃木(勝点25)は9位・岡山(勝点27)を追い掛ける展開でもあるだけに負けられない。また、互いにプレーオフ圏内の6位以内を視野に捉えており、中位から脱し上位進出を果たすための大事な一戦でもある。昨季の対戦成績は2戦2分と五分。この成績からも分かるように、勝点3と同期のプライドを懸け、今回も両者が激しく火花を散らすことは必至だ。

「自分達が焦れてカウンターを受けることが一番怖い。焦れずにボールを回すことと、カウンターから一発で背後を取れる準備をしたい」(廣瀬浩二)
今週の栃木は岡山の3‐4‐3対策に多くの時間を割いた。中でもビルドアップに軸を置き、リスクを冒すべき場所、無理をせずにポゼッションする場所のすり合わせを入念に行った。岡山が5バックになった際ボールの失い方が悪ければ、攻め残りの3トップにカウンターを食らう危険性を孕むことから、ボールを丹念に動かすことを松田監督は強く訴えた。上手く相手とボールを走らせることができれば体力を削ぎ、後半に相手の足を止められる。そうなれば、思うようにスペースが使え、ギャップに潜り込むことに長けた菊岡拓朗や河原和寿が活きてくる。攻め急ぐことなく慎重に、ボールの失い方に気を付け、相手をコントロールしていきたい。

4試合ぶりの勝利を目指す岡山。まずは前節の愛媛戦の反省を活かし、試合の入り方に細心の注意を払わなければならないだろう。愛媛にラッシュをかけられ、それを跳ね返せないまま失点を喫したが、守備から試合を作って行く栃木も同じ手を打つ可能性がないとは言えない。先手を奪われるとバランスを崩さざるを得ないだけに、立ち上がりがひとつのポイントになってくるはずだ。
「怖さを感じるし、調子が良いので要注意。同じ坊主だし、負けられない」
そう河原が警戒するのが、新潟で2トップを組んだこともある川又堅碁。前節は途中出場ながら持ち前のアグレッシブさを発揮し、形勢を逆転させるだけでなく同点弾も叩き込んだ。川又のゴールを導いたチアゴ、金民均とのトライアングルは迫力と破壊力を兼備。昨季の対戦で栃木はチアゴの対応に手を焼いているだけに、チーム得点王の川又が適度な距離を保ち、上手く絡んでいければゴールの確率も上がるはずだ。リーグで2番目に少ない失点数を誇る堅守を活かすためにも、果敢に先制点を狙っていきたい

岡山戦から勝点差がほとんどないチームとの対戦が続く栃木。後半戦に向けて6月の残り4試合は正念場になるだろう。折り返し地点までに松田監督は「上から離されないことが大事になる」と話す。それは順位ではなく、勝点差を指し、「2、3ゲーム差ならばどうにでもなるし、色々なことが起こってくる。それ以上離されないようにしたい」。現時点で首位・山形とは11、2位・京都とは10も勝点で開きがある。この差を少しずつ縮めると同時に、自動昇格圏内よりも手前にあるプレーオフ圏内の6位以内に食い込めるようにしたい。その一歩として、岡山から勝点3が求められることは言うまでもない。

以上

2012.06.08 Reported by 大塚秀毅
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