●ストイコビッチ監督（名古屋）：

Q：今日の結果を受けて、これからJ1に集中していくのでしょうか？

「今日は結果を出すために一生懸命戦いました。しかし、前線が良くありませんでした。勝つためには得点が必要でしたが、そういう意味で代償を支払う結果になりました。アデレード・ユナイテッドの方はセットプレーをしっかりと活かし、ラッキーなところもありましたが、そこで得点をすることができました。
我々は良いプレーができていたと思います。ただ、勝つためには得点が必要です。チャンスは作っていましたが、それを活かせませんでした。AFCチャンピオンズリーグという大会をここで去ることになってしまいました。
サッカーではこういう事は起こると思いますが、今日のアデレード・ユナイテッドのGKはファンタスティックなプレーを見せていました。今日の試合のMVPだと思います。ヒーローと思えるような素晴らしいプレーを見せていたと思います」

Q：これでAFCチャンピオンズリーグを去ることになりますが、これからはJ1リーグに集中できるのではないでしょうか？

「もちろん、この結果については分析していきたいと思います。今日は最近のJ1でのサッカーと同じような内容が出てしまいました。ゴールが取れなかったことの解決法をこれから見つけていきます」

Q：2年連続でラウンド16での敗退でした。今後に向けて、ここを乗り越えるには何が必要なのでしょうか？

「ゴールを決めることです。決められなければ“サヨナラ”です。とても簡単なことです。ベスト16やベスト8、ベスト4どこで負けても同じことです。ただ前線で点が取れない状況が続いていますので、その解決方法が見つからないことの方が問題だと思います。国際レベルの試合では、しっかりとグラウンドで落ち着いて結果を出すことが求められています。我々の方が良いチームだと思っていましたが、アデレード・ユナイテッドの方ができていたと思います」

Q：この結果はリーグ戦に影響していくのでしょうか？

「簡単に言えば我々が良くありませんでした。選手間の問題など、良くなかったということです。時に『運』も必要だと思いますが、『運』は自分達で作り出すものだと思っています。クオリティの方が良くなかったと思います。その為にも何か解決法を見つけていきたいと思います。今日の試合は我々にとって、良いレッスンだったと思います。インテリジェントに、頭を使ったサッカーをするためのレッスンでした。
我々はこれからハードなトレーニングをしっかりとこなして、前を向いて信じていきたいと思います。やはり決定力のある得点の取れるチームにしていきたいです。前線での決定力は必要ですから。
アデレード・ユナイテッドにはおめでとうと言いたいと思います」

以上