●マルチェロリッピ監督：
「明日が、初めてのACLのゲームとなりますが、私にはヨーロッパでの豊富な経験があります。今回のゲームは、私にとってもとても大切なゲームであり、FC東京はとても強いです。選手たちの個々の能力は高く、スピードも速い。FC東京の選手の名前を間違いたくはないので、ここで名前を挙げることは差し控えておきます。でも、11番（渡邉）、39番（谷澤）、10番（梶山）、そして８番（長谷川アーリア）、４番（高橋）の選手がとても気になっています。勝つためには広州恒大が、組織も含め、さまざまな面で努力が必要になるでしょう」

Q:とても重要なゲームだが、ワールドカップの決勝と比較すれば、どんな気持ちですか？広州恒大は以前よりも積極的なプレーをすることができますか？
「明日は、とても大切なゲームだが、どんな試合であってもワールドカップの決勝ほどではありません。明日の試合に勝利するためには、、攻守両面でさまざまな準備を行わなければいけない。明日はタフなゲームになるが、勝つ自信はあります」

Q:ムリキ選手の怪我の状態については？出場の可能性は？
「今日の最後の練習で、出場の可否が決まるでしょう」

Q:チン選手が出場停止ですが、メンバーに変更はありますか？
「もちろんチンが出場できないということはすでに分かっています。さっきも言ったけど、今日の練習が終わった後でしか決まらないでしょう（苦笑）」

Q:FC東京は、アウェイでの戦績が良いチームです。また、守備も優れています。彼らのアウェイでの戦術はどういったものでしょうか？
「さまざまな分析はしています。FC東京がアウェイでの戦績がいいことも分かっていますが、その要因を今も探っている段階です」

Q:中国に来て３週間が経過しましたが、どのような印象を持っていますか？
「広州はとてもいい街です。今はホテル暮らしだから、それほどたくさんの場所に遊びに行けていませんけど、とてもいい町だという印象を持っています」

Q:采配して３試合目ですが、自信はありますか？
「私は、常に熱意を持って仕事に臨んでいる。通訳を通して私は選手たちにもそれを伝えるようにしています」

Q:マラドーナも中国に来たいと話していましたが？
「マラドーナについては、詳しくは分かりませんが、広州恒大はそれだけ世界的に有名なチームだと思っています」

●チェン・ジー選手

Q:次に、チェン選手に質問です。リッピ監督とはコミュニケーションが取れていますか？
「リッピ監督のような世界的な指導者から最新の戦術や理念を学べることをうれしく思っています。コミュニケーションの問題についてですが、広州恒大には多くの通訳がいるので、最大限の努力をしてその問題を乗り越えようとしています。ただし、コミュニケーションの問題がそれほどあると思っていません。リッピ監督は厳しい顔をしていますが、私たち選手の生活の隅々まで関心を持っていてとても行き届いた指導をしてくれています」

以上