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【J1:第12節 横浜FM vs G大阪】プレビュー:連勝街道を進む横浜FMと低迷から脱したいG大阪。お互い完封勝利を目指す!(12.05.18)

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公式戦10試合未勝利だったのが、遠い昔のように感じる。
3週間前まで勝ち方を忘れ、苦しみもがいていた横浜F・マリノスが、公式戦5連勝中と勢いが止まらない。リーグ戦の順位は、9位までジャンプアップした。5つの勝利の内訳は、逆転勝ち3試合(16日のヤマザキナビスコカップ鹿島戦の再逆転を含む)、同点に追いつかれた後に決勝点を奪った試合が2試合。どれもタフな試合だった。内容的にも良くなっているのは確かだが、勝利への執着心を、たぎらせるメンタルの強さが、今のチームの下支えになっていると言えるだろう。

「粘り強くやれたし、やっぱり“勝ち運”というのがついてきたのかなと思う」(栗原勇蔵)
『サッカーはメンタルのスポーツ』と言うが、それを身に染みて感じているのが、今年の横浜FM。今節も充実したメンタルで臨むはずだ。
その一方で気になるのはフィジカル面。16日の鹿島戦では、主力を多く起用しているからだ。38歳の最年長ドゥトラも90分間フル出場。中2日で臨む一戦で、その影響が多少なりとも懸念される。

ガンバ大阪も16日に、地元でACLのアデレード・ユナイテッド戦(0−2)を行ったが、スタメンの中で直近の11節に先発した選手は、中澤聡太と丹羽大輝の2人だけ。今節はアウェイ戦になるが、コンディション面では、相手よりも上回っているかもしれない。
逆に、気になるのはメンタル面。勝てない時期こそ、先制点を奪われるといつも以上に、精神的にこたえるもの。まして、現在“勝ち運”のある横浜FMの勢いを増幅させてしまう。先に失点しないことが命題となりそうだ。ただ、今季のG大阪は、日本代表の今野泰幸が加入するも、ここまで無失点試合は一度もない。松波正信監督が就任し、高い位置でボールを奪うことに主眼を置いており、前節のベガルタ仙台戦(1−1)では、その一端を垣間見せた。今節は、さらに強い粘りを発揮して、攻撃陣をバックアップしたい。

横浜FMも連勝こそしているが、失点も続いている。勝っている今だからこそ、「堅守」が代名詞の横浜FMらしく、そろそろ“ゼロ”で締めたいところ。守護神・飯倉大樹もそれを望んでいる。
「失点が続いている。チームとしてバタバタせず、主導権を握れるようにならないと。個人的にも失点を防げるように頑張りたい」
確かに失点は続いているが、ほぼ毎試合と言っていいほど、相手の決定機をビッグセーブで防ぎ、連勝の影の立役者となっている飯倉。果たして今節は、白星と共に完封の二文字を手にすることができるか。

以上

2012.05.18 Reported by 小林智明(インサイド)
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