F東京が1位でのラウンド16進出をかけて蔚山現代とのアウェイ決戦に臨む。ACLグループF1位のF東京は、同2位の蔚山と勝点11で並ぶ。1位通過すれば、ラウンド16はホーム開催となるため、両チームともにこの予選最終戦は軽視していない。
試合前日会見では、ランコ・ポポヴィッチ監督は「明日は、次のステージで有利な条件で戦うことを競うゲームになる。うちもぜひラウンド16を有利に戦いたいので明日の試合でも勝点を取りにいきたい」と語れば、蔚山のキム・ホゴン監督も「明日のゲームで1位と、2位が分かれる。両チームともにリーグとACLの両方のスケジュールをやっているので、コンディションが100パーセント整っていないと思いますが、いいゲームを見せたいと思っています」と話した。
国立競技場での前回対戦では、東京が常に先行しながらも試合終了間際の88分に蔚山FWマラニョンにゴールを割られて2−2で終えている。両チームがその試合で表現したスタイルは真逆だった。ポゼッションゲームを挑むF東京に対して、蔚山は前線のタレントを生かしたダイレクトプレーが攻撃の核となっている。明日のゲームでも、スタイルが色濃く別れることになるだろう。
ACLと国内リーグとの両立は過酷だが、蔚山はKリーグでも激しい首位争いを演じてきた。7戦負けなしを続け、金曜の全北現代とのゲームに1−2で敗れて首位から4位へと後退したものの、首位の水原との勝点差はわずかに2と肉薄している。MF家長昭博が累積警告で出場停止となるが、キム・ホゴン監督は「5月からずっとベストメンバーでACLとリーグを戦ってきました。とても難しいことだが、ACLの重要度も十分分かっている。だからいい試合にしたいと思います」と言い、ベストな布陣で挑んでくるはずだ。
一方でF東京は、過酷な日程によって一時はリーグ3連敗を喫してしまったが、新潟、札幌と連勝してJ1リーグ6位まで順位を浮上させた。しかし、ここにきてけが人が続出している。FW平山相太も負傷離脱。DF太田宏介も発熱によって出場を回避した。特に、2列目は深刻化している。大竹洋平が長期離脱。石川直宏、羽生直剛、田邉草民も負傷によって戦列を離れている。「別に、新しい何かをやるわけではない。チーム始動当初から一緒にやってきたし、もちろんしっかりと準備をしている選手たちです。逆に、休ませなければいけない選手もいます。過密日程をこなさなければいけないので、そういう起用をしていきたいと思います」と、ポポヴィッチ監督。この最終戦には、MF河野広貴ら新たな選手が先発に名を連ねる可能性がある。「誰が出ても同じサッカーができるチームを目指す」という指揮官の言葉が試される。
以上
2012.05.15 Reported by 馬場康平
J’s GOALニュース
一覧へ【AFCチャンピオンズリーグ2012 蔚山 vs F東京】プレビュー:試される『誰が出ても同じサッカー』。手負いのF東京が蔚山と1位通過をかけてアウェイで激突!(12.05.16)
- natsuyasumi2024
- jwc2024
- 国立20240914
- pari olympic2024
- bluelock2024
- THE国立DAY
- 2024 明治安田Jリーグ フライデーナイトJリーグ
- 2024JリーグYBCルヴァンカップ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- AFCチャンピオンズリーグ 2023-24
- はじめてのJリーグ
- 2024天皇杯
- seasonreview2023 Jリーグ1年の振り返り(別ウィンドウで開く)
- シーズン移行の検討
- 明治安田Jリーグ 月間表彰
- 2023 移籍情報
- 大会概要まとめ
- 2024Jユースカップ
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE