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【ヤマザキナビスコカップ 鳥栖 vs 磐田】プレビュー:予選リーグ首位を走る磐田を迎えての一戦。リーグ戦での雪辱をカップ戦で果たしたい鳥栖(12.05.16)

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J1元年の鳥栖。その記念すべきシーズンで、初黒星を喫した相手が磐田である。その磐田に、ヤマザキナビスコカップ予選リーグ第4節で当たる。まずは、リーグ戦の借りをカップ戦で…と言ったところか。
とはいえ、リーグ戦の間に組まれている予選リーグ第4節は、リーグ戦第11節から中3日とコンディション的にはきついものがある。そして、中3日でリーグ第12節(5/20<日>F東京戦@味スタ)が行われるために選手起用に苦心するのは致し方ない。

しかし、これはJ1を主戦場とするクラブならば当たり前のことで、シーズン開始前からわかっていたこと。尹晶煥監督は「まずはJ1残留が最優先の目標」と前回の予選リーグ前に話していた。ならば、予選リーグ第4節はリーグ戦に出場しなかった選手も含めた総力戦となる。
この時期にうれしいニュースが鳥栖に流れた。昨季、10得点でJ1昇格に大きく貢献したMF早坂良太の復帰である。リーグ戦第11節大宮戦での後半に19分間の出場を果たした。復帰にはもう少しの時間が必要と見られていただけに、クラブにとってもファンやサポーターにとっても喜ばしいことである。
彼のほかにも、キャンプ中から好調のMF國吉貴博や積極的な攻撃参加を見せるMF黒木晃平、キックの精度と運動量は即戦力のDF黒木恭平など若い力がここぞとばかりにアピール機会を狙っている。常々、「誰が出ても、我々のやることは変わらない」と言っている尹晶煥監督なので、予選リーグ第4節も激しくアグレッシブな試合を見せてくれるに違いない。

対する磐田は、予選リーグ3試合を終えて3勝無敗と快調に首位を走っている。すべての試合で1点差の勝利ではあるが、FW前田遼一、MF山田大記、松浦拓弥と決めるべき人が2得点ずつ、総得点7得点のほとんどを決めている。
ミッドウィークのアウェイ戦ではあるが、リーグ戦でも4位につけ総得点でも2位タイの20得点をあげている攻撃力は侮れない。リーグ戦では鳥栖の堅守にてこずった感があるだけに、予選リーグ第4節はしっかりとした磐田らしい攻撃を仕掛けてくるに違いない。堅守の鳥栖と強力な攻撃力を持った磐田が、ガップリと組み合った試合を見ることができるだろう。

だが少しだけ、逆の見方をしてみたい。鳥栖は、得点こそ少ないもののリーグ戦第11節では12本のシュートのうち、バイタルエリアとペナルティエリアからのシュートが11本と素晴らしい攻撃を見せ、左右からのクロスやFKからシュートで終わるシーンが何度もあった。これは、列強のなかで試合をこなすたびに攻撃の形が出来上がってきた証拠で、鳥栖が今までの『堅守』だけでないことを示している。
対する磐田は、予選リーグ3試合で7得点4失点と打ち勝ってきた感がある。予選リーグ第2節の浦和戦では、前田遼一のゴールで先制したが、前半のうちに逆転され、その後再逆転したものの追いつかれ…という激しい点の取り合いを演じている。この試合も最後には勝ち来っており、その力があるのはさすが磐田だが、思い起こせばリーグ戦で鳥栖と戦ったときも鳥栖がFW豊田陽平のゴールで先制した。逆転はされたものの、あの時の鳥栖よりは経験もしたたかさも備わってきている。チーム総力戦となる白熱した試合が期待できそうだ。

リーグ戦とは違う形式でチャンピオンを決めるカップ戦。
クラブの考え方で、その試合に臨む姿勢は異なるが、ピッチに立つ選手たちの一心にゴールに向かう姿勢は変わらない。
試合である以上、負けは許されないし、勝つために戦うのである。
サッカーは、相手以上に点を奪う競技なのだから。

以上

2012.05.15 Reported by サカクラゲン
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