悔しくも、前節のACLグループステージ第5節・浦項スティラーズ戦に敗れたことで、ラウンド16進出の望みが絶たれたガンバ大阪。それゆえホームで行われる今節は残念ながら消化試合となってしまうこととなったが、「うちにとっては消化試合とは思っていない。今後の戦いに繋げるための大事な一戦だと見据えている。アウェイ戦を0−2で落としている借りをしっかりと返したいし、ガンバのプライド、意地を最後に魅せたい」と松波正信監督。その言葉にもあるように、ここ4年連続してグループステージを突破してきたACLの常連チームが、そのプライドに賭けてもわずか1勝でリーグ戦を締めくくっていいはずはない。連戦の疲労も考慮して、メンバーは直近のリーグ戦とは変化させることにはなりそうだが、リーグ戦で3試合ぶりに掴んだ『勝点1』を繋げるためにも、『勝点3』を明確に目標に掲げた試合になるだろう。
注目はリーグ戦では先発のピッチに立てていないものの、今節では出場の可能性が高い選手たち。リーグ戦の状況を考えればこそ、この試合で活躍することがリーグ戦への出場やレギュラー組からのポジション奪取に繋がる可能性は十分にある。そのことをチャンスを手にした選手たちがどのくらい自覚した上でピッチに立ち、結果に繋げる事が出来るか。秘めている気持ちがプレーでしっかりと感じられる90分を期待したい。
「明日勝っても突破の可能性はありませんが、ガンバの誇りを持って、ホームなので絶対に勝ってリーグに繋げたい。明日はメンバーが入れ替わる中で公式戦をあまり戦ったことのない選手もいるし、いろんなアクシデントが出る可能性がある。そのあたりは普段試合に出ている選手が中心になって、ゲームの中でうまく話し合いながらいい方向にもっていきたい」(MF武井択也)
「出場となれば、いつも通りに、裏をとって、状況によっては守備も頑張って点を狙いに行く。アデレードは高さがあるチームなのでスピードと足元で勝負したい。リーグ戦の調子があまりよくない中でこの試合で結果を出せれば、自分の状況も変わる可能性がある。チャンスを活かして 頑張りたい」(FW星原健太)
「明日はすごく楽しみな試合。持ち味のクロスを出して、アシストなり、明確な結果を出せるようにしたい。モチベーションはすごく高い。リーグ戦で出場チャンスが貰えていないだけに、こういうチャンスが巡って来たのはすごく大きい。サテライトで一緒にやっている選手も多いし、コンビネーションは心配していない。普段から誰がどういうプレーをするか、何を得意とするか把握できていますしね。あとは自分がどれだけ落ち着いてできるか。しっかりアピールできればいい」(DF沼田圭悟)
対するアデレード・ユナイテッドは現在勝点10で首位。2位の浦項スティラーズとの勝点差が1、3位のブニョドコルとの勝点差は3で、今節のもう一つのカードではブニョドコルと浦項が対戦することから、いずれにしても2位以内は確定させている状況にある。だが、今節の結果次第で1位通過になるか、2位通過になるかが決まるという意味では、ラウンド16をホームで戦うための『1位通過』を自力で手に入れるための『勝点3』を求めた試合になるだろう。また2011-12シーズンのAリーグは10チーム中9位に低迷して終えたことを踏まえても、このACLで巻き返しを図りたいという思いは強いはず。アウェイといえども結果に拘った戦いを挑んでくるに違いない。
「私たちは明日の試合を終えてもグループ首位の座に居続けられるように、素晴らしい結果を出したいと思う」(GKガレコヴィッチ選手)
以上
2012.05.15 Reported by 高村美砂
J’s GOALニュース
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