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【ヤマザキナビスコカップ 川崎F vs 浦和】プレビュー:決勝トーナメント進出に向けて負けられない川崎Fが浦和と対戦。お互いにどのような布陣になるのか、注目したい。(12.05.16)

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川崎Fはナビスコカップ予選リーグでAグループに組み分けされており、これまでに勝点4を手にしている。これは3戦全勝の磐田に次ぐ2位の順位となるが、2試合しか終えていないクラブが3クラブあり、厳しい立場に立つとの認識を持つべきであろう。そんな川崎Fは、予選リーグを1分け1敗でスタートした前節の仙台戦で予選リーグ初勝利。決勝トーナメント進出に向けて可能性をつないでいる。

「残り試合を全部勝てば決勝トーナメントに行けると思う。ホームアンドアウェイ方式ではないので、ホームでやれる3試合でしっかり勝ちたいですね」と力を込めるのは田中裕介。風間監督体制の中、本職である右サイドバックに加え、ボランチのポジションもそつなくこなすユーティリティ性を見せている。負傷によりジェシや小宮山尊信、柴崎晃誠といった選手たちが戦線を離脱している事を踏まえ「(この試合ではまた)メンバーが変わる可能性がある。でも、出た選手は今やるべきことを自覚してやりたい」と話す。

川崎Fはリーグ戦の柏戦において、非常に内容の悪い敗戦を喫してしまった。守備におけるバランスと、攻撃を急ぐことによって生じた意識のズレが中盤の選手の距離を遠くし、パスを思うように繋げなかったのである。この試合ではそうした悪い時間帯になった際の戦い方をどのように立て直しているのかがポイントの一つであろう。

また先発メンバーがどのような組み合わせになるのかにも興味がある。その中でも前節の柏戦ではレネ・サントスが来日後初出場を果たし、まずまずの戦いぶりを見せていた。風間監督は先入観を排し、フラットな目で選手たちを見ている。だからこそ、稲本潤一をCBで起用したり、田中裕介をボランチで先発させるなど、思い切ったメンバー編成を見せてきた。この試合でも、思い切った布陣になるのかどうか。

ちなみに先日20歳になったばかりのレネ・サントスはナビスコカップのニューヒーロー賞の対象者である。ここまでグループリーグ3試合に出場しておらず、この試合に出場するかも未定ではあるが、もしこの試合に出場するとしたら、攻守でのアピールを期待したいと思う。柏戦では、56分にはGKとの1対1の決定的な場面を作り場内を沸かせていた。GKに防がれた後、派手に悔しがっていただけに次は大喜びする姿を見せてほしいところである。

川崎Fがホームに迎える浦和は、グループリーグ3試合を消化して1勝2敗と負けが先行する苦しい戦いとなっている。特にナビスコカップのグループリーグ直近の2試合は連続4失点と守備に不安を抱える状況となっている。ただしこれは若手選手を積極的に起用してきたことと無関係ではないだろう。その一方で、高橋峻希や濱田水輝、小島秀仁などといったリーグ戦ではあまりチャンスをもらえていない選手がナビスコカップによって経験を積んできており、また大量失点を反省し、修正してきているはず。そういう意味では、そろそろ結果が出てきていてもおかしくはないがどうなるだろうか。

ペトロヴィッチ監督が川崎Fの前節の柏戦を参考にするのだとすれば、ロングボールを蹴り、揺さぶりを掛けるという展開もありうる。もしそうした展開になるのだとすればデスポトビッチは格好のターゲットとなる。問題はそのこぼれ球をいかにして拾うのかで、そのためにも川崎Fの選手たちはできるだけ間延びしないよう、最終ラインを押し上げたり、FWのポジションを落としたりという形によって試合をコントロールする必要があるだろう。もちろん浦和がパスを繋ぐサッカーを展開するのであれば、それはそれで怖さがある。リーグ戦の名古屋戦ではパスを繋げられ、川崎Fはかなり苦しい展開を強いられていた。

ただ、こうした守備における心配をしなくても済むよう川崎Fとすれば自分たちのボールの時間をできるだけ増やしたいところである。ボールを失わなければリスクはないわけで、またそうしたボール保持の時間を長くするための練習が続けられている。風間監督が指導してきたそれらの成果を見せてほしいところだが、どうなるだろうか。

以上

2012.05.15 Reported by 江藤高志
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