横浜F・マリノスはリーグ戦で破竹の4連勝。順位を9位まで上げた。一方、15位の鹿島アントラーズはここ3戦のリーグ戦は1分2敗。しかも3戦とも無得点に終わっている。
ところが、ヤマザキナビスコカップでは立場が逆転。予選リーグBグループで横浜FMは1分2敗で7チーム中6位と低迷。逆に鹿島アントラーズは3連勝で首位に立つ。
横浜FMは、この試合で勝利を逃したくない。なぜなら、ここで白星を獲得しなければ、続く5節に試合がないため、限りなく後がなくなってしまうからだ。とはいえ、3連戦の狭間の試合、ベテランを休ませる可能性が高い。前節の清水エスパルス戦では中村俊輔、中澤佑二、ドゥトラらが休み、若手が多数出場。ユース所属の高校生、喜田拓也も途中出場でトップデビューを果たした。ベテランが多いことを考えると、今節も若手主体になるのではないか。
鹿島もリーグ戦を見据え、当ゲームを若手のアピールの場として、捉えているかもしれない。ヤマザキナビスコカップ3連勝のゆとりがあるのも好都合だ。
そう考えると、フレッシュなメンバー同士の対戦が予想される。そのなかで注目したいのは、ロンドン五輪代表の座を巡る選手たちの戦い。横浜FMでは五輪予選に参戦した齋藤学、比嘉祐介がいる。さらにここ数試合、好調の小野裕二もその座を最後の最後まで、諦めないはず。
齋藤も小野と同じく好調をキープ。特にスピードに乗った時のドリブルは、DF1人では簡単に止められないほどのキレがある。比嘉は、同ポジションのドゥトラの加入もあり、リーグ戦ではベンチ入りすらできていない。しかし、ヤマザキナビスコカップでは、3戦とも先発フル出場しているため、今回も出番はありそう。紅白戦では果敢なオーバーラップを見せているだけに、公式戦で結果を残せるか。
鹿島には主なロンドン五輪世代として、山村和也、柴崎岳、大迫勇也と、実績、ネームバリューともにある3人がいる。山村はセンターバックとして、“師匠”岩政大樹の隣でプレーしているが、まだムラがあり“修業の身”といった印象を残す。90分間を通しての安定感を身につけたいところ。
プレーメーカー柴崎に対しては今節、齋藤と小野が激しいディフェンスを仕掛けていくはずだが、柴崎は日本代表入りの可能性もあるだけに、他の若手に格の違いを見せたいところ。FW大迫も日本代表合宿に呼ばれた経験を持つ。だが、今はリーグ戦3試合無得点の責任を感じているに違いない。嫌な流れを断ち切るためにも、やはり一番に狙うのはゴールだろう。
無論、6人全員が必ず出場する保証はない。だが、各々がピッチに立ったら熱視線を送り、若さがほとばしるマッチアップを堪能したい。
以上
2012.05.15 Reported by 小林智明(インサイド)
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