現在、J1リーグ2位と好調な清水は、ヤマザキナビスコカップでも2戦2勝でBグループ暫定2位に付けている。1−0で勝利した予選リーグ第2節の新潟戦(4月4日)では、昨年のU-17ワールドカップに出場した石毛秀樹やルーキー白崎凌兵ら若い選手を起用して勝利。続く予選リーグ第3節の横浜FM戦でも白崎や伊藤翔らをピッチに送り込んで連勝した。誰が出ても清水のスタイルが出せるように選手の底上げを進めるアフシン ゴトビ監督の思惑通りに事は運んでいると言える。単に勢いがあるのではなく、チームとして着実に成長している。今節でも積極的に若手を起用することが予想されるが、誰が出ても神戸にとっては手強い相手になるのは確かだろう。
一方の神戸は、リーグ戦前節の名古屋戦は0−1で惜敗したものの、安達亮ヘッドコーチ体制となってから2勝1敗。3試合で2失点と本来の堅守も取り戻している。
だが、ヤマザキナビスコカップでは2戦2敗で未だ勝点0。しかも、今節はリーグ戦で敗れている清水とのリベンジマッチだけに、是が非でも勝点3を奪いたいところだ。
ただ、神戸としては安達ヘッドコーチが「秘策を用意するとか、新しい何かを試すとかはあまり考えていない」と話すように、相手どうこうよりも自分たちのサッカーを貫く構え。「(監督代行になってから)試合の連続でまだちゃんと神戸の選手を見られていない面もあるので、しっかりと選手を見たいというのはある。もちろんコーチとしては選手を見てきたけど、監督の視点ではまた違うだろうし、その観点でリーグ戦に出ていない選手を見てみたい」(安達ヘッドコーチ)。
安達体制下でまだ試合に出ていない選手として、気になる存在が田代有三だ。4月18日のヤマザキナビスコカップで長いリハビリから復帰した田代は、その3日後に行われたリーグ第7節の柏戦で今季初ゴールをマーク。得点力不足に苦しんでいた神戸の救世主として期待されたが、翌週の第8節の横浜FM戦で再び戦線を離脱していた。だが、5月13日の練習後に田代は「ここ3日はきつい練習をしても、(ケガの)リバウンドも今のところはない。無理はできないけれど、試合には出られる状態だと思う」とコメント。安達ヘッドコーチもその日の練習を見て「田代、やれていたね。無理はさせられないけれど」と話していた。ここから考えても、この清水戦で再復帰の可能性がでてきている。
また、3月31日のリーグ戦第4節以降、ケガで戦列を離れていた右サイドバックの近藤岳登も「ヤマザキナビスコカップは出られる状態。あとは自分のアピール次第ですね」と笑顔を見せた。
もちろん、この清水戦で田代と近藤が出場するかどうかはわからないが、過酷な夏場を前に楽しみな選手が戻ってくるのは間違いなさそうだ。
以上
2012.05.15 Reported by 白井邦彦
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