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【J1:第9節 札幌 vs C大阪】プレビュー:攻守の切り替えを重視するチーム同士の熱い攻防がここに。最下位の札幌は、今シーズンの厚別初戦をターニングポイントにしたい。(12.05.03)

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大型連休の真っただ中に開催されるこの第9節。札幌市厚別公園競技場では勝点1で18位の札幌が、同13で8位のC大阪をホームで迎え打つ。厚別競技場での今シーズン最初の公式戦だ。

ホームの札幌は前節、アウェイで大宮と対戦し1−2のスコアで敗戦。相手が引き気味の戦い方を選択してきたことも手伝って、比較的長い時間にわたりボールをコントロールする展開だったが、チャンスを決めきれず、逆に要所で守備にミスが出てしまい敗戦。高木純平が2試合連続で得点を挙げ、良い流れが生まれつつあったが、これでリーグ戦8戦未勝利の7連敗。苦しい戦いを強いられてしまっている。

ただし、チームは下を向いていない。「内容は悪くない。最後の部分をしっかりすれば結果も変わる」と近藤祐介。キャプテンの河合竜二も「内容は上向いてきている」と敗戦のなかにも手応えを掴んでいる様子だ。チームを率いる石崎信弘監督も「あとはフィニッシュの部分。現在やっているサッカーを継続していく」と力強く発している。もちろん同時に「内容を求めると同時に、とにかくシビアに結果を出すことを考えていかなければいけない」と前田俊介が語るように、強い危機感も選手たちはしっかりと抱いている。

砂川誠、古田寛幸ら痛みを抱え離脱しがちだった選手も復調。さらに山本真希、大島秀夫、芳賀博信といった離脱者も徐々に復帰しつつあり、選手層が充実してきた。この試合はターニングポイントを生み出すチャンスにもなり得るはずだ。

一方で敵地に乗り込むC大阪は前節、ホームで磐田と対戦して3−2で勝利。最終的には1点差に詰め寄られる展開ではあったが、一時は3点をリードするなど内容としては相手を圧倒していたと言っていい。「90分を通して、ゲームの内容は非常に良かった。勝利に相応しい内容だった」とセルジオ ソアレス監督も自チームを称える。

その前のリーグ戦2試合は連敗しており、特に前々節の鹿島戦では2点を先行しながらも逆転されてしまうという手痛い負け方していていた。それだけにこの磐田戦でも1点差まで詰め寄られたことをネガティブに捉えてしまいそうになるが、「2失点したことは残念だが、それまでのパフォーマンスが非常に良かった。そちらの手応えのほうが大きかった」と指揮官。今シーズンから就任した新監督の攻撃的なスタイルが着実に形となっているのだろう。ケンペス、ブランキーニョというブラジル人アタッカーに清武弘嗣、キム ボギョンというプレーメーカーさらには両サイドバックなども積極的に絡んでくる攻撃は迫力十分。ただしセルジオ ソアレス監督は「今日のパフォーマンスを最低レベルとし、これからはもっと今日以上のプレーを目指して欲しい」とさらなる攻撃姿勢をチームに求めている。この試合はアウェイながらも、選手たちは積極的に敵陣へと迫っていくはずだ。

そんなチーム同士がぶつかり合うこの試合だが、見どころとして「攻守の切り替え」を挙げたい。
札幌の狙うスタイルは高い位置でボールを奪い、素早く攻撃へと転じてフィニッシュまで持ち込むもの。1トップの前田の個人技、アイデアを生かしてチャンスをうかがっていく。一方のC大阪も磐田戦で見せたように、高い位置から守備をして敵陣へ押し込んでいくのが得意な形。パワーのあるケンペスを軸に、清武らのクオリティを生かして鋭く攻め込む。どちらもターンオーバーに転じたタイミングから一気にギアを上げるチームだけに、攻守が入れ替わりそうな局面からは目が離せない。緊張感のある90分になりそうだ。

ちなみにここ最近の札幌市内は徐々に気温が上昇し、昼間などは薄着で過ごせるようになりつつある。だが、この試合が行われる3日からは気温が少し下がる見通しとのこと。加えて厚別競技場は特有の風が吹くため、体感気温は実際の気温よりも低くなる。観戦予定の方は、お気をつけ願いたい。

以上

2012.05.02 Reported by 斉藤宏則
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