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【AFCチャンピオンズリーグ2012 城南 vs 名古屋】プレビュー:グループGの首位を争う最も重要な一戦。城南一和の圧力に屈せず、敵地で勝点3獲得という難解なミッションに名古屋が挑む。(12.05.01)

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今季のAFCチャンピオンズリーグ初戦で戦った韓国の強豪・城南一和とのリターンマッチは、グループ1位通過を占う上で重要な一戦となった。現在、グループ1位の城南一和と2位の名古屋の差は得失点差のみ。勝てば首位争いのライバルを置き去りにすることができ、グループ突破への視界も大きく開ける。ノックアウト方式のラウンド16をホームで戦えるアドバンテージを得るためにも、1位通過は最後まで追求したいところ。そのためには中2日での海外遠征といえども、敵地での勝点3獲得は至上命題となる。

だが、名古屋には大きな課題が残されている。リーグ7節、8節と続けて採用した3バックのフォーメーションの是非である。偶然にも広島、浦和とペトロヴィッチ監督のスタイルで戦う2チームと連続して戦うことになり、その対抗策のひとつとして導入した3−6−1の“稼働率”はまだまだ低く、結果としても1分1敗と芳しくない。浦和戦後の選手たちの口ぶりからすれば3バックは単なるオプションのようには聞こえず、少なくとも負傷欠場中のケネディが復帰するまではこの戦い方をしていく雰囲気だった。公式戦の中で課題を見つけ、修正しているような状態のまま、城南一和との“決戦”に臨むのか否かには、名古屋の1位通過への気概が現れることになる。

対する城南一和にも不安要素は発生している。名古屋と同じく中2日でのゲームだが、直近のリーグ戦で水原三星に1−2で破れ、エースのひとりエベルチーニョが負傷交代している。名古屋との第1戦で試合終了間際にオーバーヘッドでの同点ゴールを決めたあの選手である。城南の前線を形作る外国人トリオの一角が崩れることは、いかに選手層が厚くともマイナスとなることは間違いない。ただしもう一人のブラジル人FWエベルトンはKリーグ10試合で7得点の得点ランク首位と絶好調。チームの順位は10位とふるわないが、名古屋が引き分けたセントラルコーストに5−0で圧勝したという事実は脅威である。前回対戦からのイメージ、先入観は捨てておいた方がよさそうだ。

申台龍監督により整備された城南一和の組織力はシーズン開幕間もない前回の時点でも際立っていた。3ラインが組織的に統制され、フィジカルを活かした対人能力とブロックとしての堅さが同居する好チーム。その隙をスピードとトリッキーなコンビネーションで突き崩した名古屋だが、同様の戦い方ができるかは正直不透明なところだ。中央突破に人数をかけやすい布陣ではあるが、その一方で攻守のバランスが取りきれずにカウンターを受けやすくなっている。チームのアベレージとしての足の速さでは名古屋を上回る城南だけに、前2戦よりもそのリスクは大きくなることは必至。かといって攻撃に割く人数を減らせば、得点チャンスを減らした上に相手の猛攻を受けることにもなりかねない。まさしくバランス、という部分をいかに調整するかは、名古屋の監督、選手双方の腕の見せ所になる。

ホームでなおさらに負けられない城南一和のスタジアムの雰囲気は、想像するにすさまじいものとなるだろう。浦和とのホームゲームは18000人超で満員となり、Jリーグ屈指の迫力を誇る浦和サポーターの威圧も経験したばかりの名古屋だが、その倍以上の大歓声が襲ってくる可能性もある。国内にはないアウェイ感という環境にも打ち勝ち、勝点3を獲得するのは至難の業。だが、リーグ戦でも不調の今の名古屋には、どんな形でも勝利が必要だ。

以上

2012.04.30 Reported by 今井雄一朗
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