直近のリーグ戦を落としている両チーム。共に今季序盤戦から勝点を積み重ねてきただけに、大会こそ異なるが、ここで連敗することは避けたい。
ホーム・磐田はアウスタで臨んだ静岡ダービーで清水に2-3と逆転負け。今季公式戦初黒星となったが、ここがシーズン最初の踏ん張りどころである。ただし、チーム内の競争がいまだ激しいことは明るい材料。静岡ダービーでは直近のリーグ・仙台戦から先発メンバー3名を入れ替えて臨んでおり、藤田義明、小林裕紀、宮崎智彦がそれぞれベンチスタートとなった。とりわけ、藤田、小林は昨季チームに加わり、ほぼ全ての公式戦に出場した選手であり、今季も開幕からリーグ戦5試合連続先発フル出場。共にボール保持力、配給力に優れたプレーヤーであり、昨季以上に後方からのビルドアップに重きを置いた新チームではより一層欠かせない存在かと思われた。新加入の宮崎を含め3選手はベンチメンバーには名を連ねている以上、森下仁志監督の采配は負傷によるものではないことは明らかである。スタメンから外れたことを受け、藤田は「もう1回アピールしていこう、という気持ちです」と表情を引き締め、小林は「それが自分の実力。また頑張っていきたい」と謙虚に語る。連戦となるが、チーム、選手個人にとって重要な公式戦であることに変わりはない。アピールの場を求めた選手たちの奮闘が磐田の鍵を握ることになる。
対する広島も直近のリーグ戦となった鳥栖戦を0-1で落としている。ホームでG大阪に大勝した直後のゲームではあったが、連勝とはならなかった。公式戦の黒星はリーグ第2節・清水戦(3月17日)以来。押し込む場面もありながら、鳥栖の体を張ったディフェンスを最後まで破ることはできなかった。2戦連続のアウェイゲームとなるが、鳥栖での敗戦を払拭するためにもこの試合では何としても勝利がほしい。鳥栖戦から数人のメンバーを入れ替えることも予想されるが、持ち前のスタイルは不変だろう。この試合も広島はポゼッションでリズムを作る展開を目指してくるはずだ。
なお、同カードは昨年のヤマザキナビスコカップ予選リーグ初戦で組まれていたものの、昨年3月の東日本大震災により実現することはなく、カップ戦では10年大会ファイナル以来の対戦となる。シチュエーションやメンバーは異なるが、国立で見せた熱戦の再現を期待したい。
以上
2012.04.17 Reported by 南間健治
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