●ランコポポヴィッチ監督：
「コンニチワというべきか、コンバンワというべきか悩む時間ですね（笑）。明日も、私たちのやるべきことをしっかりとやるということに変わりはない。第一戦を戦い終えて、非常にタフで厳しい試合になりました。明日の試合も同じような試合になるでしょう。AFCチャンピオンズリーグというアジア最高峰の試合にふさわしい試合になるように、私たちが持っている力をすべてぶつけていきたいと思います。私たちはアジアを代表する試合に出場するに、ふさわしいクオリティを持っていると思っています。最初から言い続けてきたことですが、私たちがやるべきことをしっかりとしていい試合にしたいと思います。有名な言葉に、オリンピックに参加することに意義があるという言葉があるんですが、確かに私も大会に参加することに意義があるとは思っていますが、さらに結果を出すこと。さらに自分たちが結果を得ることに意義があると思っています。そういった試合になるように一丸となってやっていきたいと思います」

●森重真人選手：
「ここまでＡＣＬは、順調に勝点を繋いできている。明日の試合も凄く重要な試合になると思っています。ここでしっかりと勝ちきってホームでできるアドバンテージもあるので。とにかく勝点３を取りにいくという位置づけでやってきた攻撃サッカーをしっかりと表現したいと思っています」

Q:高橋秀人選手の穴をいかに埋めるか？
ポポヴィッチ監督：
「高橋に関しては、森重、徳永と同じくすべての試合でフル出場を続けてきた。そして、ハードな日程の中、試合をこなしてきたが、これまで質の高いプレーを見せ続けてくれていた。だから逆に、彼にとっては、ここがいい休養になると思っています。うちにとってはそれがプラスになるのか、どういった影響をもたらすのかは明日を待たなければいけません。しかし、心配はしていません。控えの選手にも質の高い選手がいるので心配していません。私にとっては、すべての選手が重要な選手。選手にも言い続けているが、どんなときでも、いつ出場しても力を出せるように準備しておいて欲しいと常日頃から言い続けている。まさに、選手たちはそれを実践してくれている。自分にやってきたチャンスを生かせるようにして欲しいし、そのチャンスを掴み取って欲しい。それを伝えてある。そうすることで高い競争意識も持てる。いい形で準備はできているので、誰が出てもそん色ないプレーができると思います」

Q:森重選手に質問ですが警戒する選手は？
「前回対戦した時に、組織としてもいいチームだと感じた。だから誰か一人をマークしておけばいいというチームではない。代わって入ってきた選手もいい選手だった。誰が入ってきても対応できる準備をしておきたい。チームとして気をつけるべきかなと思います」

Q:（北京をボディコンタクトが）ラフなチームだとおっしゃっていましたが、ホームの試合ではいい試合になると思っていますか？
ポポヴィッチ監督：
「もちろん激しいサッカーは強いチーム同士がやれば、当たり前のことだと思う。ただし、前回の試合は、激しいプレーの境界線を越えていたと思っています。その部分で、レフリーがどういったジャッジをするのか、どこまで許すかにもよると思います。前回戦って北京は素晴らしいチームだという印象を持っています。監督の能力も高く、個人個人のクオリティも高い素晴らしいチームだと思っています。ただし、私たちはやり方を変えることなく、それを９０分間やりきりたい。そして、明日は、ファールか、ファールでないかの境界線でいいレフリングをして欲しいと思っています。
私は今、日本で監督をやっていますが、Ｊリーグのジャッジというものが基準になっている。中国リーグの基準は、別のところにあってまた日本とは違うのかもしれない。私も海外でのプレーヤーとしての経験があるので、確かに日本よりも厳しい激しいプレーは多いと思います。中国とＪリーグの基準の違いはあったとしても、明らかなラフプレーに関しては、やはりジャッジされるべきだと思います。明日は、それを抜きにしてもお互いに力を出し切ればいいと思います。北京での試合は、いい経験になったと思いますし、いい勉強をさせてもらいました」

以上